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2014-10-13

ブキッビンタン爆弾事件はギャング団抗争

先週木曜日、クアラルンプールの中心繁華街ブキッビンタン(Bukit Bintang)で起こった手榴弾爆発事件

13名の死傷者をだし、事件当初よりテロリスト行為ではなく、ギャング団の抗争であると伝えられていました。

クアラルンプールのブキッ・ビンタン(Bukit Bintang)手榴弾爆発事件
写真記事概要:themalaymailonline.com

警察では、この手榴弾攻撃は、ギャンブル帝国を率いるギャングスターを狙ったものと伝えています。

マレーシアのギャング団、Gang 21のゴッドファーザーとして知られるアーハイ(Ah Hai)は、ナイトクラブ、チェリーブラッサムからでてきたところを狙われたものの、無傷で脱出しているとのこと。

警察は、攻撃の対象であったと疑いのあるアーハイの追跡調査のため、この土日、6つのナイトクラブで踏み込み捜査を行いました。

3店舗の捜索では405名がチェックを受け、未成年を雇っていること、また、定時以降もオープンしていることから2名が逮捕されています。

また、組織的犯罪特別タスクフォース(STAFOC)チームを含むブキット・アマン担当者によると、他3店舗の捜索で215名を確認し、違法移民人身売買(Anti-Trafficking in Persons and Anti-Smuggling of Migrants Act.)の下、3名のベトナム女性を救出しました。

警察は、現在もGang 21のゴッドファーザー、53歳のアーハイ(Ah Hai)を探しています。

違法オンラインギャンブルの増加

ブキッ・アマン(Bukit Aman)の商業犯罪部データによると、違法なオンラインギャンブルに関与する暴力団の数が、2012年以降増加していることが伝えられています。

これらは、主に、小さなギャング団が構築しているもので、他の違法経営よりもリスクが少ないものの利益が高いと感じている。

また、違法賭博ブームの、もうひとつの理由は、当局による違法なカジノ経営の疑いのあるサイバーカフェの取り締まりにもあり、

2013年に取締りが強化して以来、検知されにくいオンラインギャンブルへと移動していることを伝えています。

マレーシアで人気のギャンブル

違法オンラインギャンブルでもっとも人気のあるのはカジノやサッカーの賭け。

マレーシアでも、ソーシャルメディアサイトからのリンクでさえ簡単に始められます。

ブックメーカー(Bookies)と客であるギャンブラー(punters)は、FacebookやTwitterを利用して、また別の客、ギャンブラーを探し紹介することで、紹介料を受け取る仕組みまであります。

怖いのは、ティーンエージャや子供までも、オンラインギャンブル中毒になる可能性があるということです。

ギャンブル帝国

木曜日の爆撃事件は、ギャンブル帝国の拡大を模索していたと思われる53歳のギャンブリングの中心人物(Kingpin)、アーハイを殺害するためにヒットマンが雇われたものと考えられています。

アーハイは、ギャンブル帝国拡大のため、他のシンジゲートより高い利益を約束することで、賭博家(Bookies - ブックメーカー)を引き抜いていたようです。

警察は、成長が著しい違法オンラインギャンブルビジネスが、大金を作り出していることに気づいた秘密結社の関心を集めているようだと述べています。

暴力団だとか秘密結社とか、なんだかこわいですね

ゴッドファーザーの行方がわかって、落ち着くまで、こういった繁華街はさけましょうね。

では、ジョホールバルには、
こんなギャンブルシンジケートがないのか?


というと、
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ジョホールバル違法ギャンブル取締り

ジョホールバルでも、ギャング団活動は負けず劣らず多くあります。

そして、このようなギャンブルシンジケートの取り締まりは、去年から頻繁に行われており、ニュース記事をにぎわせていました。

去年、半年ほどで4,000件の家宅捜索を行い、1,000人以上の連行、9,000台ほどのギャンブル機械が取り上げられたなんて記事もありました。

今年のワールドカップ中にも、これまた、ドラッグも含め、ジョホールバルだけで100人以上が逮捕されていました。

次々と営業許可証をとりあげられるギャンブル経営店舗のニュースが驚くほど多くありました。

ギャング団抗争のもと

なんとも「暗い裏の世界」の出来事のようにおもえますが、
ニュース記事写真をみて、おどろいたことがありました。
thestar.com.my
ショッピングモールのゲームコーナー(アーケード)でみかけるような、
なんとも子供的な色合いにキャラクター。

こういったものが「違法ギャンブル」なの?

家族向けエンターテイメントを装った賭博シンジケート

これは、賭博シンジケートと警察との戦いによってあばかれたものです。

今年、警察が注視しているのは、無免許や期限切れの許可証店舗に、

通常のコンピューターゲームや電子機器ゲームを、
専門家によって、ギャンブル用マシーンに変更している店だということです。

また、家族用娯楽センターへ対し、
ギャンブルサービスに関わることがないよう警告しているそうです。

勝手なおもいこみ

違法シンジゲートなんて響きからは、

這い上がっていきようのない裏街道をまっしぐらに進むしかないような、

その横顔も背中もなんだか痛ましくて
いよっ、健さん!

なんて、泣き顔で叫びたくなるような物悲しさが、

あ~、ありませんね~。

現代のぴこぴこ的ゲームセンターを利用したシンジゲートには。

では、

スーツ姿の本場ゴッドファーザーか?

う~む。

本来はカトリックでの洗礼時の名付け親として、
また、マフィアのボス、ファミリーのトップへの敬称である
ゴッドファーザー
その在り方からして、
やはり違う!
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