サンドフライは、蚊のように吸血性なので、吸血バエ、吸血ブヨなんて呼ぶ人たちもいます。自然リゾート地に必要な虫対策と救急用品もまとめています。
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オーストラリアでは、サンドフライ対策にかなり強い虫除け、ナチュラル系虫除けがあるようですが、東南アジアのサンドフライには、効果は今ひとつのようです。
そこで、2年前にシブ島のSea Gypsyへ行った際、すすめられた対策法にあわせて、いくつかの効果があるといわれる方法を説明します。
www.siburesort.com/Rates/cmng%20frm%20mlysia,%20no%20ny%20or%20dive%20courses.htm
1. 蚊 サンドフライ対策と事前準備
1-1. 蚊対策(事前準備と現地で実行すること)
- 1週間前より、ビタミンBと大量のニンニクをとりはじめる
- 蚊よけスプレー・クリーム等
- 私的感想:日本のム○等は、ここの蚊には弱い
- マレーシアで購入できるOFFというちょっと強めの虫除けか、下記ナチュラル系虫除け
1-2. 虫除け、日焼け止めの順番は?
- サンスクリーン(日焼け止め)― 詳細は別記事にて
- サンドフライよけ
- 蚊よけ
1-3. サンドフライ対策
- オイルを塗る:クッキングオイルもOKですが、お料理のようにこんがりとならないよう、ベビーオイルやサンオイルを
- サンガード(日焼け止め)の上に、このオイルを塗ります
- もっと、効果をあげるレシピ
オイルボトルから少量のオイルを捨て、ティトリーオイル(Tea Tree Oil)の小さいボトルをまぜ、更にデトル(Dettol)*等の消毒液を数滴まぜあわせます
- このレシピでつくったオイルをスプレーすることで、サンドフライは近づきません。
- ということですが、実際、私達がシブへいった際、同行の一人は、これでも、蚊にもサンドフライにも攻撃されてました。
- 体質にもよるようですが、逆に言うと、この対策をしていなかったら、もっとひどいことになっていたのかも しれません。
- 彼女、次は、絶対にマーマイト(イギリスのベジタリアン用フード:ビタミンBが豊富)を塗る!といいきっていました。
サンドフライのいやなところは、咬まれた際のチクッよりも、数日後におこるものすごい痒み!
一番の問題は、掻き崩して炎症をおこすことのようです。
サンドフライがいるといわれるところへ行く際は、是非、このレシピをお試しください。
2. 蚊やサンドフライに刺された・かまれたあとの対策
2-1. この痒みは蚊と同じく、アレルギー反応
- まずは、毒素をつまみだす
- 洗う、蒸しタオル等であたためる
- 抗菌効果のあるデトル
- ティツリー、ユーカリプス(エッセンス希薄)
- 酢(りんご酢など)
- 重曹(ベーキングソーダ)
- アロエベラジェル、カーマインローション
- などから、一番心地よいもの、また、ミックスで利用
- それでも、痒みがおさまらず、かき崩しそうなとき、もしくは、同時に
- 抗ヒスタミン系クリームを塗布・抗ヒスタミン剤(アンティヒスタミン)を服用(ともに、薬局で購入可能ーアンティヒスタミンは眠くなるもの、そうでないものがあります)
3. ナチュラル、自然素材を使った蚊に刺されないための予防対策
ディート(Deet)のような強い成分の入った虫除けではなく、蚊が近寄りにくくなる方法や、ナチュラル、自然素材を使った蚊よけの利用。- 暗めの服: 暗めの服は、蚊をひきよせます。明るい色の服を身につけましょう。
- 二酸化炭素: 二酸化炭素の量が多い人は蚊をひきつけやすいとのこと。どうすりゃいいのかと思ってしまいますが、運動後、また暖かいところへ座っていることでも二酸化炭素の量は増えるそうです。キャンドルや炎なども、二酸化炭素をだすことで、蚊をひきつけます。
- 香り、芳香: フルーツ系パフュームやコロンも蚊をひきつけます。
- 体温: 蚊は冷体温を好む(?体があたたまっていても二酸化炭素でひきつける、冷体温でも?)
- 湿気: 湿気のある肌や汗を好む
- 夜明けと夜更け: 蚊は、夜明けと夜更け時に活動をします。陽が昇るころ、沈む時間帯はできるだけ屋内ですごしましょう。
3-1. 自然素材の蚊よけとして利用できる主な植物エッセンシャルオイル
- Citronella Oil: シトロネラというレモングラス種のオイル
- Lemon Eucalyptus Oil: レモンユーカリプス
- Cinnamon Oil: シナモン
- Rosemary Oil: ローズマリー
- Peppermint Oil: ペパーミント
- Clove Oil: クローブ

あるレストランでは、砕いたクローブのバッグを吊るすことで、蜂や蚊よけに役立っているとのこと。
また、肌に直接つけるよりも、洋服につけるほうが、長く効果を保持することができる。染みにならないよう、まずは小さい部分で試すこと。
3-2. 簡単なナチュラル虫よけスプレー - 1
- 上記それぞれの植物を手一杯分用意
(それぞれ種類の違う蚊は、それぞれ異なる植物を嫌うため) - すべてをフードプロセッサーで刻む
- 沸騰させた2カップのお湯で、お茶を入れる要領で刻んだ葉を浸み込ませる
- 液体が冷めたところで、ざるなどで葉をこして、冷蔵庫に保存
- 必要なときに、スプレイボトルに入れ、利用
3-2-1. 簡単なナチュラル虫よけスプレー - キャットニップを使った各スプレー

- 小さじ半分のキャットニップエッセンシャルオイルを1カップのイソプロピルアルコールと1カップの水で混ぜる
よく混ぜて、洋服にスプレイして利用すること。
子供やペット、また、キャットニップに繊細な人には使用しないこと。
- 2カップのキャットニップの葉を砕いて、3カップの白か米酢(vinegar spritz(蒸留酢))を煮立てる。瓶にいれ蓋をして棚の中に保存し、2週間、毎日瓶を振る。 ざるなどで葉をこして、冷蔵庫に保存。洋服、腕や足などに軽く使用。
- 2カップのキャットニップ、1カップのローズマリーの葉を手やロールピン等で砕く。
砕いた葉をきれいな瓶に入れ、2カップの無香料ボディオイルかベジタブルグリセリンで覆う。 冷温所に保存し、2週間、毎日瓶を振る。 2週間後、ざるなどで葉をこして、できたオイルをきれいな瓶に入れ冷蔵庫に保存。必要に応じてボディオイルとして利用。
- 参照サイト: http://wellnessmama.com/2565/homemade-natural-bug-spray-recipes-that-work/
他にも、各植物やエッセンシャルオイル、アップルサイダーを使ったナチュラル防虫方法に、手作り日焼け止めもあります。
4. リゾート地等への旅行に必ずもっていくもの
ビーチ、島であったり、山・ジャングルリゾートへ行く際、日焼け止めクリーム・スプレー等とともに必ずもっていくものがあるのでまとめてみました。
島やジャングル等でクリニックが近くになくても、ホテル、リゾートで一般的な疾病、怪我対策救急用品はありますが、以下は自分でもっているほうがいいな、といったものです。
- アンティヒスタミン(抗ヒスタミン剤)花粉症、アレルギー、鼻炎をはじめ、じんましんに蜘蛛、虫さされにも効果があるので、我が家では利用頻度たかいです。利用されたことのない方は先ずはクリニックで!すでに抗ヒスタミンに慣れていたら薬局で!
- 眠くなるものは鎮痛効果あり
- 眠くならないもので効果がないときもあるので、両方準備します
- 子供用シロップタイプも
- ティツリー・ユーカリプス
それぞれ、怪我、かゆみどめに - アロエベラジェル
日焼け対策、かゆみ対策
- *デトル(Dettol)
イギリスの病院で消毒液として利用されているもの
家庭でも傷口の消毒であったり、 キッチンやダイニングの除菌、
また、洗濯時、入浴時に数キャップ入れて利用もでき、
我が家では、ほぼ毎日利用しています。
デトル消毒液であったり掃除用デトルなど多彩な商品が揃っていますが、私は、すべて、上記写真のデトル原液を、必要に応じて水で薄めて利用しています。
1度、海辺で古い釘で指を怪我した際、クリニックのない島。デトルをお湯にうすめ、そこに指をひたして消毒してもらいました。
【傷を含め、あやまって体に原液を利用すると、失神するほど強烈です。希薄割合をまもり、子供の手にとどかないところに!】
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