1. ヒル(英語でリーチ:Leech)
トレッキングに行くと、おまけのようについてきます。![]() |
"Leech blutegel" by Chris Schuster. Licensed under CC BY-SA 2.0 de via ウィキメディア・コモンズ. |
これは、農薬であったり化学品が使われていない
自然の大地に
(ヒルの餌食となる)
野生動物がいるという証
でもあるとのことから、喜ぶべきことです。(?)
1-1. トレッキングの際、吸い付いてくるのは吸血性ヒル
この吸血ヒルは、あしもと、袖口などからもぐりこみ、気づかないうちに体の上にまではいあがっていくほど身軽です。(血を吸う前)ヒルに好かれているような娘の吸血性ヒル洗礼は、フレーザーヒルのジャングルトレッキング。
一番大きなヒルが親指の付け根に張り付いていました。
これが5歳のときだったか、その後のアイランド、エンダウロンピン公園でのトレッキングの際も、だれよりも大きいおまけをもらっていたので、狙われやすい体質なのか行動をとっているのでしょう。
ちなみに、犬猫をはじめとした動物や小さい子供たちにぺったりとくっつかれやすい体質でもあることから、もしかしたら、動物や小さい子達が寄ってこない人はヒルにも狙われにくかも、なんて、大胆な仮説をとなえてみます。
息子のほうは、あし、おへそあたりまでちいさなひるが這い登っていました。
2. 吸血ヒル対策
- 吸い付いているヒルは絶対に無理に引っ張らない:口部分が皮膚内に残った状態では感染する可能性があるため。
- タバコや蚊取り線香の火を押し付ける
- 塩、塩水や酢をかける
- 虫除けスプレー、タイガーバーム系スプレー
- マウスウォッシャー、リステリン等で
おのずとはがれるようにする
- ヒルは、吸血中に痛みを感じない麻痺機能、および血液の凝固作用を防ぐ成分のある唾液をだします
- 傷口から、その成分を搾り出すような形で洗い流します
- 1時間ほどは、少しの出血が続くことがあります
- ヒスタミン軟膏等を塗り、しばし圧迫する
翌日も少しではあるものの出血が続いていたため、近くのクリニックでみてもらうこととなりました。
大丈夫ですよといわれて執り行われた処置は、軟膏をぬってあらたにバンテージをしたのみ。
2-1. ヒルには毒素がない
ヒルは蛇にかまれた際の毒素抜き等、民間医療に使われることもあるように、一般的には毒素はありません。ホテルスタッフにいわれた通り、傷が深くならないように、自分で落ちるようなはがしかたをする、きれいに洗って圧迫止血をするという方法で大丈夫です。
長く出血が続くような場合は、クリニック等でみてもらうと安心です。
3. 吸血ヒル予防
- 長ズボンや靴下、ウィンドブレーカー等で、吸い付かれる隙間をつくらない
それでも吸血ヒルははりついてきます。
そこで、
- 女性用ナイロンパンティホース(パンティストッキング)を通常の靴下の上からはく
- ソックス、パンティストッキング、洋服、靴の上から、蚊よけ、虫よけスプレーをぬる
- リーチはタバコがきらい
オランアスリは、タバコを漬けた水を足元に塗っているとのことですが、
毒性を考えると、子供たちには使えません。
しかし!
スプレーが皮膚に接触した場合、川などで水と接触すると化学反応がでて火傷をおいます。ご注意を!
4. ヒルの種類
驚くほどの種類があるヒル(リーチ:Leech)ですが、マレーシアの熱帯雨林に生息するのは3種のみ。子供たちのみでなく、私もヒルにかまれたため、みつけた瞬間のショックはわかりますが、なんせ、その抗凝固剤から民間療法のみでなく、アメリカの食品医薬品局でも承認されている生物療法に使われるヒル、あしをちょっと吸われる位ならいいかな。(いやですが)
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