それに加えて、今回は、自宅でのプロパンガス爆発事故。友人宅での冷蔵庫火事なんて、そんなのありえないでしょ~って事まで続く前には、近所のスラウの火事。
マレーシアは、今、乾季!驚くような速さで火災が広がりやすい時期です。火災がおこった時にあわてないためのおぼえがき、また、ガス爆発は、ちょっと注意していたら防げたってことをまとめています。
#ひとこと英語コーナー! プロパンガス
我が家のすぐ近所で、夜中に火事発生。
1. スラウが火事!999に電話した!
メラッメラッといった音に、近所の人たちの叫び声で外をみると、火がでているのは、すぐ近くのスラウといわれる礼拝堂。私たち家族が気づいたとき、小さな古い木造建ては、すでに燃え上がっていたものの、風がまったくない夜だったため、火は真上に炎上。
隣り合った、これも古い木造のミニショップや隣家に火が移る様子はないものの、5分ほどたったころ、消防車の気配がないのに気づき、念のため
緊急コールセンター「999」へ電話。
オペレーターにつながった瞬間、マレー語で話しかけられてとまどったものの、ファイア、アピ、アピ、ボンバ・トロンと、なんだか正しいマレー語なのかも解らないまま(ぜ~~~ったいに正しくない!)住所を伝えたりしていると、
急遽、英語で、
まず、落ち着いて、
火事の報告ですよね?では、
場所、住所をもう一度繰り返してください、とのこと。
そういえば、4年以上前に、友人のために救急車が必要だったことがあり、緊急コールセンターへ電話。
マレー語なまりの英語がなかなか聞き取れず(あちらはあちらで、私の日本語訛りの英語がききとれず)、病人の症状、期間、年齢に住所等をすべて答えるまでに、いったいどのくらいの時間がかかったか。
その間、目の前の友人は息もたえだえ。
あ~~~、あせった。なんせ、車で運んでいこうにも、私ひとりで動かすこともできず。
- 今回は、おもいのほかスムーズに住所を確認後、
- すでに連絡がはいっていないかを確かめるため少し待たされ、
- すでに消防車は出動しているので、落ち着いて待っていてください、と
1-1. すでに連絡はしてあったけど、とりあえず電話してよかった
オペレーターの人たちは、きっと、私のように(私だけではないはず!)、救急車、消防車のための連絡をするものの、焦っている慌てているわで、何をいってるのかわからない場合の対応を訓練されているのだろうな~と、妙に、関心しながら落ち着きをとりもどし、はたまた、
なんだか、この4~5年で、マレーシア、すっかり国際化してきたわ~と、みょうにしみじみ。
それから10分ほどたったか、2台の消防車に警察車も到着。
その間、電線からは大きな火花とショック音が放たれて、ひじょうに静かな住宅地に緊張感が高まる中、礼拝堂はほとんど燃え尽きてしまっていました。
1-2. 電気会社の対応の早さに驚く
消火活動はスムーズに行われ、私たちもようやく落ち着き、電源がとざされた真っ黒な近所を何度もみまわしながら就寝できずにうろうろしていると、外から電気音が。まだ、鎮火活動なり調査が継続中かと思って外をみると、新たな音は、電気会社(TNB)の作業車を使った電線修理作業からのもの。
電気会社といい、電話会社といい、結構、不満がつのることが多いものの、今回の消防活動といい、地域の人たちの不便をおもって真夜中すぎでも修復作業にとりくんでいるTNB作業員さん。
そのはしご車とともに、みょうに格好よかった!
そして、近所にまた明かりがともり始め、外もようやく静かになったところで、鳥のさえずりとともに朝陽がのぼってまいりました。
2. 料理用プロパンガス爆発
そして、我が家の料理用プロパンガス(LPG)が、突如、爆発!(そうそう、おしらせもなく。かってに。)マレーシアで、料理用プロパンガスのことは、ガスシリンダー(gas cylinder)といいます。
今回のように、プロパンガスが爆発した場合は、ガスシリンダーエクスプロージョン(gas cylinder explosion)。
我が家のキッチンは、L字型。
窓際にキッチンシンクがあり、その右側に料理用ガスストーブやらオーブンやらが並び、肝心のプロパンガスはどこにあるかというと、
これは、のちほどの安全対策にて
まずは、爆発時のおはなし…
このガス爆発がおこった日、確か、一つはパスタをゆでるための水いり鍋。
で、もうひとつ、たぶん、パスタ用ソースをつくっている途中で、ともに、火がどんどん状態。
- そのガスコンロから、何かを洗うのに、
- キッチンシンクへ移動
- で、そのなにかを洗っている瞬間、
- 火のついた二つのコンロから火が走るのが視界にはいったと同時に
- ブァン!といったすごい音、そして、
- プロパンガスを納めてあるクッキングストーブ下の棚*の扉が勢いよく開いた瞬間
- 足元へのするどい、強烈な痛みが!
黄色マーカー、赤マーカー部分、瞬時に「ババババッ!」と電撃的におこった感じでした。
なにがおこったのか、正確に把握できないままガスのスイッチだけは閉めて、叫びながらお風呂場へ。
少し水のはってあった浴槽に服をきたまま飛び込み、水道水をたし。
マレーシアでもいまだにお湯をはってお風呂にはいっていま~す。そして、掃除用とか断水用にお湯を捨てない習慣ついてますし~~~ばらく、そのまま座り込んでいました。
いたかった、ほんっとうに痛かった。
写真はすでに1週間ほどたったあとのもの。
すっごく痛かったんですが、ガスストーブから離れて、キッチンシンクに移動した直後に爆発がおこって、すごくラッキーでした。
ガスストーブの火の元で調理中だったら…
はたまた、子供がそこにいたら…
なんて考えるとゾッとします。
3. ガス漏れ対策とガス爆発予防
3-1. *クッキングコンロ台の下のプロパンガスは危険!
しかし、マレーシアのコンドミニアムや集合住宅建物のキッチンでは、料理用プロパンガス置き場は、ほぼ我が家と同じような置き場になっているように思います。一軒家にすんでいたときは、確かにプロパンガスは外にとりつけていた。というよりも、屋内キッチンストーブが電気だったので、外にガス用オーブン・ストーブを設置したため、そうであっただけ。
3-2. 料理用プロパンガスの推奨置き場
こんなふうに、料理用プロパンガス配達事業サイトで説明のあるように、「決して換気のないところ(unventilated area)に置いちゃだめ!」だなんて、
我が家の場合、実は、とんでもない場所に、
- 料理用ガスストーブ下
- 熱がこもっているだろうなところへ
ペトロナスガスの説明では、
プロパンガスと料理用ストーブは、1メートル以上はなれたところに!設置することを推奨。
![]() |
引用:mymesra.com.my | gas2u.com.my |
- 換気の悪い棚いり、しかも、
- 1メートルも離れていないどころか、
- おもいっきりあたたまるであろう料理用ストーブの真下。
そして、注意できる点!
実は、
3-3. 前兆はあった!
この爆発したガスシリンダーを配達してもらった直後、なんだかシュ~という音がして、絶対にガスが漏れていると主張。配達所に連絡すると、やってきてくれたものの、ガスシリンダーを交換することなく、すでに擦り切れているガスの出口の「ゴムパッキン」をくるりとひっくりかえしただけ。
確かに、ひっくり返した部分は、摩耗しているようにはみえないものの。
なんとなく、う~ん、ガスシリンダー交換しないなら、せめて、このゴムパッキン、新しくしてくれないかな~とは思ったものの、
ここは、マレーシア!
不安なことを伝えると、
大丈夫!
と、にこやかに去っていった彼。
実は、その後、ん?なんかガスくさくない?ってこと、ときどきありました。
そして、このよもやの大爆発事故につながったかもしれない料理用プロパンガス爆発。
いったい、何が原因だったのか、ちゃんと確認すべく、ペトロナスガスセンターに電話。そこから、結局は、ガス配達所に連絡がはいり、配達所のお兄ちゃんが確認にやってきました。
3-3-1. マレーシアで料理用プロパンガスに関することは
マレーシアでの料理用プロパンガスの購入注文は、大抵住居地の近くや集合住宅地内に販売配達所があります。でも、料理用ガスに関することは、注文を含め、全国統一のペトロナスガスに電話をかけると対応してもらえます。<1 300 888 181 | 1 300 888 427>
3-4. ガス漏れ簡単チェック!蟹のぶくぶく泡!
プロパンガス販売所からのお兄さんが行った簡単ガス漏れチェック方法!- スポンジを濡らして、洗剤をあわだて
- ホースをはずし、シリンダーのガス口に泡をおとした
- ここで泡がぶくぶくとなったら、ガス漏れしてるってこと
- ぜったいに、この口からのガス漏れしているはずなのに、泡ぶくぶくなし
- 猜疑心いっぱいでじっとみていると
- そのホースのガス台つけねのほうから泡ぶくでてきた
- まるで蟹にように~(実際には、奥すぎて私はみていない)
ガスもれは、ホースのつなぎ目からのもの!
であったことが発覚。
あぶない、あぶない
そういえば、最初にガス臭くって、シリンダー交換たのんだとき、ホースのチェックも…
この確認と、設置直しをして、ようやく、料理再開。
![]() |
引用:mymesra.com.my | gas2u.com.my |
なんてときは、気のせいだなんて思わないで、ぜひ、このスポンジ洗剤、蟹泡チェックをためしてください。
3-5. ガス漏れ?チェック以前にもう一つの行動と他安全基準
電気製品の電源を切る!- ガス漏れでは、「腐った卵」のにおい
- 匂いがある場合 ⇒ ガス源とすべての電気器具*をオフ!
*電気火花によるガスの発火や爆発を防ぐ
3-5-1. 消費者の安全確認―次の点検を推奨
- ガスボンベを使用する前に、その状態を確認
- シリンダーヘッド内部のラバーシール(ゴムパッキン)に注意!擦り切れてないか?
- ホースとクリップは2年ごとに交換
- 料理中の吹きこぼれに注意
- 調理領域は換気が必要なものの、
- 風が炎を吹き消さないよう、窓・ファンの前には、料理用コンロを置かない
- 料理の炎が黄色:十分な空気がガスと混合していない
- バーナーの穴から炎が噴出している:空気が多する
4. 冷蔵庫がもえあがった
そして、クアラルンプールの友人宅では、夜、就寝中に、冷蔵庫が燃えたことによる火災が発生。異臭に気付いて部屋をでたら電気も点かず真っ黒なうえに、玄関のドアがなかなか開かずに煙にまかれそうになりながら逃げ出した友人。
この友人と家族は、すでにオーストラリアへ移住しており、仕事でマレーシアへくるときのために新たに契約したばかりの賃貸物件での出来事。
コンドミニアムの建築年数は5~6年ほどで、備え付けの電化製品はほとんどが新品。
4-1. マレーシアだけじゃない!イギリスでも冷蔵庫が燃えている!
冷蔵庫が燃え上がるとは、日本ではあまり考えられないものの、イギリスの新聞記事では冷蔵庫や冷凍庫が原因の火事で、ロンドン消防団が出動している頻度は、この5年間で260件(ロンドン地域)と、毎週、おこっている換算だとありました。新聞記事のみならず消防署のサイトでも、その注意報がでているのですが、なんと、BEKOというブランドの冷蔵庫は、2000年より火災を起こしているという資料があるにもかかわらず、現在も、やはり、BEKOの冷蔵庫で火災となっている記事があります。
イギリスがこれです。
マレーシア、おちおちしていられません。
5. 自分でできる火事、ガス漏れ対策
マレーシア、電気系であったりガスであったりの爆発、火災事故が非常に多いところです。このガス爆発に冷蔵庫による火事のあと、友人たちと話をしていたんですが、自分たちで出来る予防として、先ずは、火災アラームやガス漏れアラームを取り付けること!
かなり安くで買えるものなのに、なんで今まで取り付けなかったんだろう!と、電気エンジニアリング事業を幅広く行っている友人がいっておりました。
気をつけましょう。
マレーシアのブログリストへ… クリック応援おねがいします!
関連記事:
0 件のコメント:
コメントを投稿