ポートクラン海洋警察の指揮官DSPノザイド・モハマッド・サイードによると、このタンカーは、ミャンマーに向かっており、ケタム島から16海里のところを航海中、複数の武装盗賊に襲われたものと伝えています。
写真は、今回の日本のオイルタンカー襲撃のものではありません。 Wikiのマラッカ海峡の海賊より |
事件は、午前1時頃に発生。
乗組員が気づいたときは、ピストルやパランで武装した5~6人が船に乗り込んでおり、
乗組員たちは、縛られて部屋に閉じ込められました。
その後、二つのタンカーに、ディーゼル300万リットルをポンプによって汲み上げ、夜明け時の5~6時間後に去っていったようです。
乗組員が、数時間後に、それぞれ自力で脱出した後、3名のインドネシア人乗組員が不在であることに気づいたようです。
インドネシア、タイ、ミャンマー、インド人にて構成されているタンカー乗組員のうち、インドネシア人のみが行方不明となっており、盗賊に拉致された疑いがあるとしています。
船は、現在、警察にて捜査中とのこと。
The Star Online
ジョホール海峡、マラッカ海峡の海賊
従来の、ナイジェリア、ソマリアでの被害件数よりも、インドネシアでの被害件数が急増していることから、近郊のジョホール海峡、シンガポールにマカッラ海域での海賊による被害が増えてきています。
去年、マラッカ海峡で海賊に襲われた事件のニュース記事だったと思うのですが、マレーシア近辺海域で被害にあっているのは、主に商船で、乗組員の現金、携帯電話、コンピューターなどが狙われており、海賊船そのものも、商船、漁業船などを装っているために、海賊船であることを判断しがたいようです。
マレーシアの海洋警察では、この海賊退治に必死なものの、パトロール中の警察が乗り込んで捜索する際には、武器であるピストルであったり、パラン(大型ナイフ)等は、すでに海中へ投棄されているとのこと。
海賊、パイレーツであるからと、スケルトンマークの旗をひらめかせ、
「アイアイ、キャプテン!」
なんて、バンダナ姿であらわれるわけではないのですね。
ジョホール、マラッカ海峡沿い、河口沿いでは気をつけましょう。
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