ヘンリー&パートナーズビザ制限インデックスとして世界的に知られるランキングで、219カ国ののなか、マレーシアが、163カ国にビザ査証の申請なく旅行することができることで、マルタと共に9位となっています。
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この順位は、去年と同じで、東南アジアの中では、167カ国ビザ不要のシンガポールが6位と、マレーシアと同じくトップテンにはいっています。
他、アジア国では、日本(170カ国)が4位、韓国(166)が7位。
アメリカ合衆国は2位で、ビザ無しで172カ国に旅行ができます。
トップ1位は、ヨーロッパのフィンランド、スウェーデンにイギリスの三国で、ビザ査証の申請なく旅行できる国が173カ国。
91位、92位に93位とランクの下位となったのは、パキスタン、ソマリア、イラクにアフガニスタンで、それぞれ、32カ国、31カ国、28カ国のみがビザ無しで旅行できるそうです。
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この最下位ランクとして記事にはでていませんが、イランなんかもずいぶんとビザ制限があるのではないかと思います。
MH370の盗難パスポートを利用してヨーロッパの国へ渡ろうとしていた若い男性の件は、もしかしたら特殊な例ではないのかもしれません。
実際に、マレーシアで、大学教授であったり、企業就労者で、他国からの(ニュージーランド)仕事の依頼があったものの、結局はビザの認可が下りずに、マレーシアに残ることになった。
また、インターナショナルスクールでの成績がすこぶるよく、優秀なIGCSE、A-levelの結果をもっても、その保持しているパスポート(出身国)のために、選択が限られてくるといった学生たちがいるのも事実です。
そういった状況にいる人たちを間近にみると、なんともやりきれなくなるのですが、この本人たちはいたって明るいのです。
悩んでもどうしようもないこと、自分の力では変えようがないこと、そのあたりへの潔さ、そういったことから、出来ることに集中する力がおのずとついてくるためなのか、頭脳的に優れた人たちが多く、また、性格的にも、穏やかな人たちが多いような気がするのです。
制限することで才能の開花を助長しているのか?
ずいぶんと前の話になりますが、イタリアの映画祭に作品を出品していたイランの映画監督と話をする機会がありました。
もともと、物語性と描写力の質の高いイラン映画が好きではあったのですが、この映画祭ではじめてみた、この監督の作品から、黒澤明のファンではないかと勝手におもいこみ、聞いてみると、やはりそのとおりだったのですが、
イランでは、映画上映への制限が厳しく、黒澤明作品も本来はみることが出来ないので、「闇市」でみていた、非常に尊敬する監督であるなんて話をきき、本当にうれしくなりながら、
そのころ、勢いを感じさせていたイラン映画の質の高さの秘密を垣間見たような気がしました。
この監督は、マジッド・マジディです。
日本であれば、イラン映画シリーズの中に必ず作品があると思います。
また、ずいぶんと話がずれてしまいましたが、
ビザの格付け
こういったビザの格付けをみると、各国への信用度というのは、その経済力だけでなく、紛争のない国、安全面での信用もあるのでしょうね。
経済力といった意味では、マレーシア、確かに、ここ数年で表向きはずいぶんと豊かになってきています。
マレーシアのイギリスへのビザが無申請となったのが確か2年前、日本が去年でしたか?
一概にビザが不要といっても、その国によって親日的、もしくは親英的かがわかるときもあります。
ジョホールバルからすぐ隣のシンガポール。
私たち日本人の旅行入国許可期間は、どうも、2週間か長くても1ヶ月間なのですが、イギリス人の場合は、マレーシアの入国許可期間と同じ3ヶ月なのです。
はじめは、何かの間違いかと思いきや、毎回毎回、ご丁寧に私のパスポートだけ、スタンプを変えて、バン、と2週間か1ヶ月のチョップをおされます。
イギリスパスポートは3ヶ月です、もちろん。
ベトナムへ行くと、私たち日本人は、ビザ不要、イギリス人は、ビザが必要で、オンラインにてUS100ほどかかったような記憶があります。
まぁ、こんなことで対抗意識を燃やしていること自体が平和ボケなのかもしれませんが。
タイは、7~8年前に、旅行ビザで何度も出入国を繰り返し、違法就労をしているヨーロピアンであったりアメリカ人、日本もそうでしょうか、などを締め出す制度が設定されました。
マレーシアでも、ここ数年、このように出入国を繰り返しての長期滞在者には、ずいぶんと厳しいチェックがはいり、ジョホールバルに住居があるも、入国を断られる例もでてきています。
こういった先進国長期滞在者への容認度の変化も、アジアの国々の発展率の指針になっているのではないでしょうか。
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