マラッカの男子中学生誘拐殺人事件
4月21日月曜日、マラッカのタマンメルデカジャヤ(Taman Merdeka Jaya)にあるショップロット(店舗)を、購入目的の空店舗として見学に行った男女が、椅子に縛られて倒れている少年を発見。その後、店舗オーナーが警察届けをだしたあと、死亡を確認された被害者は、前日夕方に誘拐の可能性で警察届けがでていた13才の中学生男子であることが判明。
同日夜10時には、犯行現場から800メートルほど離れたところで、49歳男性容疑者が逮捕される事件が発生。
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容疑者は、子供のいる既婚者。去年、この被害者の自宅から2kmほど離れたサイバーカフェで、被害者と親しくなった模様。ごはんをおごったりするなど、被害者からは「アンクル(おじさん)」と呼ばれ、両親は、この容疑者の話をよく聞いていたとのこと。
少年の死体発見前日、サイバーカフェでこの少年と会った容疑者は、近くの空店舗で無料でゲームができると誘い出したとのこと。
容疑者は、逮捕時に抵抗することなく、また、被害者の母親へのRM20,000(約5~6万円)の身代金要求連絡に利用したとおもわれる3台の携帯電話を保持。
また、この容疑者は、イポーで無謀な運転による死亡事故をおこしていた経歴があった。
被害者少年の父親は、RM1,500(約4万円)の月収しかない家庭に、どうして身代金誘拐計画を企てたのかまったくわからないと嘆いている。
容疑者は、被害者の両親が、最近、オートバイ事故による保険金支払いを受けた話を聞いたことを供述。
自宅からいなくなった13歳男子中学生
この翌日月曜日、セランゴール州のセリケンバンガンで、早朝6時~6時30分の間、14歳と13歳の息子を家に残し、妹を学校におくりとどけ、もどってきた母親が、13歳の中学生男子がいなくなっていることに気づき、警察に届出。この中学生男子は、6時4分ごろに、近くを歩いているところをCCTVにてとらえられていますが、いまだに消息がわかっていません。
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マレーシアの誘拐・行方不明件数の多さ
全国紙で報道されることのないマレーシアでの誘拐に、子供がいなくなるという行方不明件数は、おどろくほど多いです。昨年12月の記事によると、2010年からの2年間で、80件の身代金目的誘拐事件があり、59件が解決したとのこと。1ヶ月に3~4件の誘拐事件がおこっていることになります。
また、こんな誘拐事件の多くが、知り合いによっておこっていることにも驚きます。
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