Google+
2007-03-04

ジョホール・エンダウロンピン国立公園【2007年度旅行記】

ジョホール州(Johor)の北部に位置するエンダウロンピン国立公園(ENDAU-ROMPIN Johor National Park

ジョホールバルから車でいく


イメージ引用:ResearchGate
  • ジョホールバルより、北南高速道路(North-South Highway)を北へ
  • 陶器で有名な町アイヒタム(Ayer Hitam)で高速を降り、クラング(Kluang)の町へ
  • JBからクラングまで約1時間。ここでガソリン補給の休憩を
  • クラングの町からマーシン(Mersing)方面へ進み、カハング(Kahang)
  • カハングのビジターセンターにて登録をすませたら
  • 約 7 kmの道のりでエンダウロンピン国立公園へのサインが左手に
  • ここからは、赤土埃のジャングル道を53kmのドライブ

4輪駆動車のパワー発揮

プランテーションのトラックと擦れ違ったり、そこで働く人達のバイクを追い越したり。カンポンビレッジを通り過ぎながら、これぞマレーシアと感動。

途中、持ち寄りお弁当でのピクニック休憩に車を止めた場所で、大きな大きな象の足跡と糞を発見。

また、ガタガタガタガタと車に揺られながら、ようやく国立公園センターへたどりつくと、そこは、もちろんジャングルの中。

初めて訪れた際に驚いたのは、大きな川沿いという立地を利用して、それぞれの区域に設置されたキャンプ場だけではなく、ライブラリーも備えたビジターセンターまであったりと、とてもファミリーフレンドリーな設備が揃っていることでした。

行程に木々の質は全く違い、日本の奥多摩、ふるさと村だったかのログハウスまでの質感はないものの、いろんな動物のこえが聞こえる、こんもりとしたジャングルで、広々としたファミリーシャレーにたどりついたときは、なんだかとても懐かしくなりました。

キャンプ場があるので、自分達で食材を用意してバーベキュー等を楽しむこともできます。

楽な事が大好きな私達は、おやつをはじめ全ての食事をカンポンペタ(Kg. Peta)のオランアスリ(Orang Asli)の方々にお世話になりました。

オランアスリ(Orang Asili)とは

初めの人々(原住民)という意味で、今でも昔ながらの生活を送っている集落が、このマレーシアにはあります。

このカンポンペタは、この国立公園施設の一部であるかのように存在しています。

ところが、オランアスリの人達が、この国立公園内へ入るときには施設料を払う必要があります。

また、国立公園施設内は、発電機を利用して夕方7時から朝の7時まで電気が使用できるものの、カンポンペタまでは電気の供給が行われていません。

マレーシアのちょっとした裏事情がみえてくる場所でもあります。

オランアスリの文化紹介(観光化で生計を?)

ここペタでは、次の貴重な体験が可能です。

吹き矢(ブローパイプ)虎を捕獲する罠

鳥、猿を捕まえる方法などのめずらしい狩猟方法を体験する事ができました。

ジョホール・エンダウロンピン国立公園オランアスリ

オランアスリ村でカンポン料理体験

すべて焚きだしの火を使っての料理。

高床式の家の上がり口で床に直接座り込み、みんなでわいわいと話しながらの食事。

(もちろん、金髪や青い目の外国人集団を珍しげに眺められながら)

バーベキューとしてだされた竹の筒炊きご飯と鶏肉は最高でした。

電気のないこのカンポンでの夕食は、灯油を使ったランプの灯りのもとでの食事です

外は(この高床式の家そのものも外にいるのと変わらないのですが)ほんとに真っ暗。

ランプから離れると自分の手元さえ見えない

空に瞬く星が一段と綺麗だったのはもちろんですが、流れ星かと思った光が蛍の集団だった事に気づくと、子供達はもちろん私達大人一同含めて、声もなくじっと空をみつみていました。

暗闇のミニジャングルトレッキング

この闇の中を、オランアスリのガイドに従い、ミニジャングルトレッキングへ。

懐中電灯を点しながらも、ジャングルの闇の中は、昼間とはまた違った雰囲気があります。

みんなの踏みしめるガサガサという足音をたよりに先に進みます。

ガイドの二人から「止まって」「電灯を消して」という指示を受け、一同、訳もわからぬまま不動。

ガイドの人達から友人達から私達へと、ひそひそと伝わってきた伝言は、「ジッと足元を見つめて」という指示でした。

いわれるままに足元をみつめていると、何かヒラッヒラッとちょっとだけ光ってみえるものが。

これは、落ち葉が光を発していているもので、オランアスリ達は、この落ち葉の光を頼りに暗闇の中、狩へでかけ集落へもどってくるとのこと。

このトレッキングは、ほんとに静かで真っ暗闇の中、小動物の動きや光る目との出会いがあり、子供たちだけでなく、私たち大人にもとても新鮮なものでした。

また、このジャングルトレッキングからもどった私達が、ヒル(英語でリーチ:Leech)の被害にあっていたのはいうまでもありません。

このヒル。ここだけではなく、トレッキングに行くと必ずおまけのようについてきます。

ヒル対策はこちら

ジャングルトレッキング

翌日は、カンポンペタから船を使って、川上にある別のキャンプ場クアラジャシン(Kuala Jasin)へ。

そこでお昼を食べた後、滝(Water Fall)を目指し、長いジャングルトレッキングへ。

途中、象の足跡はもちろん、いろいろな動物の足跡の説明を受けながら、滝を目指すも、さすがに1歳、2歳の子供達を含めた私達のグループは、大人で片道1時間の距離を断念し、途中の川の流れのゆるやかな場所で川泳ぎを楽しみました。

クアラジャシンからはボートラフティングでペタへ戻ることに。

小さい子供達と2人の母親は、上ってきた船(エンジン駆動)を利用。

二つのボートへ分かれた私達グループは、はじめはかなり本気の競争で賑やかだったものの、想像以上の重労働に声もでないほど疲れ果ててペタへたどりつきました。

暗闇のジャングルトレッキングといいといい、普段の生活では体験できない自然体験ができ、子供達にも私達にも忘れがたい場所となりました。

同じメンバーで、ほんの数ヶ月内に同じ場所へ2度でかけていったのは、この自然との触れ合いばかりでなく、まるで学校旅行のように、気の知れたグループででかける楽しさもあったのだと思います。

1泊二日の旅行費用

2007年の旅行費用は、ゆったりとしたファミリーシャレーへの1泊、オランアスリ村での文化体験、ジャングルトレッキング案内に3食付に国立公園への施設料金すべて含めて、一家族約RM700ほどでした。

エンダウロンピンのホームページにてPetaの高床式家屋の様子をみることが出来ます。

こちらからどうぞ。<http://johorparks.blogspot.com/p/parks.html

エンダウロンピンへバスか電車でいく

エンダウロンピンへの公共機関:JNPC(Johor National Parks Corporation)への事前予約で、カハングから公園への送迎を手配してもらえます。

  • 電車か高速バスにてクラング(Kluang)へ。
  • ローカルバスかタクシーにてカハング(Kahang)へ。


このJNPCで、シャレー、キャンプ場の申し込みができます。

Level 1, Dato' Mohamad Salleh Perang Building, Kota Iskandar, 
79100 Nusajaya, Johor Darul Ta'zim
Tel : +607-266 1301 | Fax : +607-266 1302
email : jnpc@johor.gov.my

クリック応援おねがいします
ブログランキング・にほんブログ村へ

翻訳を含めたサイト内記事の無断転載、無断コピーなどはご遠慮ください。一部引用、転載の際の連絡は不要ですが、引用元として当サイトへのリンクを追加ください。


関連記事:
0 件のコメント:

フォロー・Follow


翻訳を含めた投稿記事の無断転載、無断コピーなどはご遠慮ください。一部引用、転載の際の連絡は不要ですが、引用元として、当サイトへのリンク< http://asia-tropicallife.blogspot.com >を追加ください。

*投稿日以降、情報が変わっている場合もありますのでご了承ください。

サイト管理人への連絡

名前

メール *

メッセージ *