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2014-07-14

マレーシアの予防接種と日本の海外移転向け予防接種

海外移転の際、日本ですすめられる予防接種

日本の医療機関では、マレーシア近隣国・海外への移転の際、通常、以下の予防接種、追加接種をすすめられるのではないかと思います。
  • A型肝炎
  • B型肝炎
  • 破傷風
  • 狂犬病日本脳炎

A型、B型肝炎の予防接種

マレーシアでは混合摂取を受けることが可能ですが(クリニックにてRM120ほど)、各家庭で、それぞれの必要性を検討することも重要です。

以下、「渡航関連情報>在外公館医務官情報」より

日本脳炎の予防接種

私たち家族は、日本ですすめられるままに予防接種を受けてきたのですが、現地病院での必要予防接種受診の際、予防接種英文証明をみて、
ここには養豚場がないから日本脳炎にかかるわけないでしょ、といわれました。
ところが、

数週間前、ペナンで、日本脳炎と判断された男の子が重症となっていました。この少年は、養豚場から2kmほどの学校へ通っていることから、その養豚場での日本脳炎感染経路が調査されています。その後、無事、回復したようでなによりでした。

ここ、ジョホールバルでも、よほど郊外の養豚場近くにいない限り、その予防接種の必要性はないのではないかとは思うのですが…

破傷風(テタナス)の追加予防接種

破傷風に関しては、ひどい怪我をした際、病院で破傷風予防接種をうたれます。

我が娘、中2ほどまでだったか、よく怪我をしていました。

農場というわけではないのだけど、動物に家畜をたくさん飼っている広大な友人宅で、
  • のっていた牛からおっこちた(マレーシア人でもこんな子たちいないって…)
  • 牛がつかっている大きな水溜りや沼で泳いでいた
  • 走り回っていて錆た釘が足にささってしまった
  • 学校でも何故か走り回って怪我をしているのはわが娘のみ…
破傷風ワクチンは、すでに2回接種を終えていたけど、追加をやったかどうかがあやふやだったため、泥汚れや錆が気になった際、

テタナスをぷすん
(ひじょうに痛いようです)

さすがに、立て続けの怪我では、その後の追加はありませんでした。

そして、こんな大自然の中を、

裸足でかけまわっていた
自然児たちの足の裏。


破傷風はさておき、狂犬病予防接種なんて必要ないんじゃないってほどの狂犬ぶり…
外で、きちんと靴下に靴をはく日本の子達のみならず、
現地のインターナショナルスクールへ通っている地元の子供たちと比べても、

非常に分厚くなっているようで、

私や他の子達が「いたい、あつい」と叫ぶような

熱いアスファルトの上

砂利の上も、

平気で走り回ります。

こういう自然児達に

狂犬病の予防接種が必要なのか?

犬のほうがこわがって逃げると思うのですが。

マレーシアが推奨する子供への予防接種

マレーシアの予防接種
kempas.malaysia.gov.my

予防接種詳細


年齢

予防接種:ワクチン(Vaccination)
新生児 BCG
Hepatitis B(B型肝炎) - 1st Dose
1ヶ月Hepatitis B(B型肝炎) - 2nd dose
2ヶ月 1st dose of the following:
- DTaP (ジフテリア・百日せき・破傷風)
- Hib(インフルエンザB)
- IPV (ポリオ(経口))
3ヶ月 2nd dose of the following:
- DTaP(ジフテリア・百日せき・破傷風)
- Hib(インフルエンザB)
- IPV(ポリオ(経口))
5ヶ月 3rd dose of the following:
- DTP(ジフテリア・百日せき・破傷風)
- Hib(インフルエンザB)
- IPV(ポリオ(経口))
6ヶ月 Hepatitis B(B型肝炎) - 3rd dose
Measles(麻しん) (サバ州のみ)
10ヶ月 Japanese Encephalitis(日本脳炎) - 1st dose (サラワク州のみ)
12ヶ月 1st dose: MMR(麻疹,風疹,流行性耳下腺炎)
2nd dose: Japanese Encephalitis(日本脳炎) (サラワク州のみ)
18ヶ月 4th dose of the following:
- DTP(ジフテリア・百日せき・破傷風)
- IPV(ポリオ(経口))
- Hib(インフルエンザB)
3rd dose of:
Japanese Encephalitis(日本脳炎) (サラワク州のみ)
4歳 4th dose of Japanese Encephalitis(日本脳炎) (サラワク州のみ)
7歳 - BCG (if no scar)
- DT(ジフテリア・破傷風) (booster)
- 2nd dose of MMR (麻疹,風疹,流行性耳下腺炎)
13歳 HPV* - 3 doses within 6 months
(2nd dose 1 month after 1st dose, 3rd dose 6 months after 1st dose)
15歳 TT(破傷風トキソイド)
リソース: kempas.malaysia.gov.my

予防接種とその日本名称

  • BCG: Bacillus Calmette–Guérin (for tubercolosis)
  • Hepatitis B(B型肝炎
  • DTaP(ジフテリア・百日せき・破傷風): Diptheria, Tetanus, accellular Pertussis
  • IPV(ポリオ(経口)): Inactivated Poliovirus
  • Hib(インフルエンザB): Haemophilus influenzae b
  • MMR(麻疹,風疹,流行性耳下腺炎): Mumps, Measles, Rubella
  • DT(ジフテリア・破傷風): Diptheria, Tetanus
  • HPV(子宮頸がん)*: Human papillomavirus
  • TT(破傷風トキソイド): Tetanus Toxoid

任意予防接種

  • Pneumococcal(肺炎球菌): 2 months up
  • Influenza(インフルエンザ): 6 months up
  • Rotavirus(ロタウイルス): 6 weeks to 6 months
  • Hepatitis A(A型肝炎: 10 months up
  • Chicken pox(水ぼうそう): 12 months up
日本からマレーシアへ転入の際は、英語表記の予防接種証明書で、現地の担当家庭医もしくはスペシャリストにて必要予防接種の相談ができます。

*HPV(子宮頸がん)ワクチン

HPV(子宮頸がん)ワクチンに関しては、アメリカ、イギリスの例に続き、日本でも死亡ケースがでています。その後、身体機能などを起因とされながらも、障害が残るなど重篤なケースもでています。

ここ、マレーシアでも、13歳になったマレーシア人の女の子達は、国からの通達で、多くの子達が摂取していました。

まわりの子達をみて、摂取しなければいけないのではないかとおもっていた娘には、

  • 両親の家系にがん患者が殆どいないこと
  • その子宮頸がんをひきおこすウィルスの感染経路とワクチン有効期間を考えて、
  • 必要なしと判断しました。


予防接種は必要?わたしの個人的な意見

私たち日本人にとっては、住居地の保健所、学校での定期的なワクチン予防接種が決行されていることから、その必要性に疑問を問いかけることもありませんでした。

また、実際に、予防接種が実施されたことにより、全世界でたくさんの命が救われています。それと同時に、一般的には伝えられないものの、その犠牲となった人たちもあります。

ポリオ接種によって身体一部に麻痺ひをきおこした西洋人の友人がいます。

彼女によると、一部麻痺は残ったものの、その病気の発症減少率を考えると、この予防接種で助かっている子達のほうが断然多いのだから、もちろん、自分の子供達にはポリオを接種させると話してました。

まずは、自然治癒力の向上

インフルエンザデング熱も、ウィルスが体内にはいったことで、必ず発症して重症化するわけではありません。

まず、大事なのは、普段から自然治癒力を保てるような健康的な生活を心がけること。

  • HPVワクチン接種後に死亡した例では、本来の身体機能が弱っていた、また、ドラッグ利用者であったという背景がある子達もいます。
  • また、体調の良し悪しが判断しずらい小さい子供達の病院受診のタイミングを逃さないことも重要だと思います。

インターネットを調べるだけでも、ワクチンについてのメリット、デメリットといった膨大な意見がとびかっています。

欧米を中心に、すこし行き過ぎではないかと思うほどのすべての予防接種に対しての拒否反応を示す意見は、特にネット上で話題となっているように思えます。

かくいう私は、このワクチン摂取論争には、Yes とも No ともいいきれません。

どうなんだろうと思う予防接種の種類

以前からある予防接種

ポリオをはじめ、私たちが小さいころから定期的に受けてきた予防接種に関しては、その功績と実歴から、あまり不安なく受けることが出来るのではないでしょうか。

そんな中、重症危険度の低い水ぼうそうワクチンなどは、接種を受ける必要はないのかもしれないとも思います。

マレーシアで生活をはじめて以来、欧州の国では、あえて水ぼうそうワクチンを受けないで、小さい頃に発症した方が良いなんて考えがあるのを知って驚きました。

新しく開発された予防接種、あえて受けさせる必要、本当にある?

HPV(子宮頸がん)ワクチンといい、新デング熱ワクチンといい、新しく開発されたワクチンでは、その有効性と必要性を、私たち個人として考える必要性があるのかなと思います。

ここ現地の子供達が、HPVワクチン接種へ赴いた際の主な理由としては、いまだったら接種費用が無料だからというのが、主な理由のようでした。

以下は、13歳男子女子にHPVワクチンの無料接種をすすめていた去年9月の記事からの一部引用です。(The Sun online)
Dr Suresh also commented: “The recent approval for the prevention of anal cancer is an important development because HPV infection affects men, as well as women. HPV is a common sexually-transmitted infection, passed from one person to another during sexual contact.

“According to the US Centre for Disease Control and Prevention, it is estimated that one in every two sexually-active women and men will be infected by HPV in their lives. Everyone who is sexually active is at risk and it doesn’t matter how many sexual partners a person has had. There are more than 100 types of HPV, and about 40 affect the genital areas,” he added.

Therefore, parents should consider vaccinating their sons, as well their daughters. Young women and men are also strongly encouraged to get vaccinated.

Public health departments worldwide and here in Malaysia recognise the importance of cervical cancer prevention. As a result, many countries are funding HPV vaccination programmes for adolescent girls.

Currently in Malaysia, HPV vaccination is provided free for 13-year-old girls in schools by the Health Ministry, and 18-year-old girls through the National Population & Family Development Board catch-up programme in Malaysia.

Talk to your doctor about vaccinating against HPV today.
10代~20代での罹患件数であったり、その危険度の紹介もなく、また、このワクチンの有効期間も伝えず、婚前性交は厳罰どころか、異性と二人でいることでさえ罰を受けるこの国で、この記事を読んだときの私の反応は、

Blimey...

安い、無料なんてきくと、それは政府になんらかの魂胆があるからだ(動物実験)なんて邪なオバサンなんて、私ぐらいなのでしょう。

そして、この予防接種リストに加わることになるのか、

デング熱ワクチン

デング熱ワクチンが一般化するのは2年後以降となりそうですが、そのときまでに、環境整備がなされ、住人の衛生面への意識向上ができて、その感染件数そのものが減少しているとよいのですが。

日本での海外渡航予防接種については、外務省の渡航関連情報、厚生労働検疫所のシンガポール・マレーシア地域別情報を参照ください。

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