本日、PSI/API(大気汚染基準指数)が「400」という人体に障害を与える可能性のある危険値に達してしまいました。
主にインドネシアや東マレーシアで行われる違法な農耕用焼畑野焼きから始まる山火事からの煤煙が風に乗ってマレーシア、シンガポールへ引き起こすヘイズ(煙害大気汚染)被害。
毎年、大気汚染問題を引き起こしていますが、1997年の 「226」の最高値をはるかに上回る危険値をだす年となってしまいました。
ジョホール州では、すでに学校閉鎖となっているところもあります。
ヘイズ対策緊急会談
6月20日木曜日に、ジャカルタでインドネシアとシンガポール間でのヘイズ対策緊急会談が行われました。
いくつかの記事の内容から特に改善策、緊急対策としてとられるであろうことを、簡単にまとめました。
- 実際には自然に起こる山火事ではなく焼畑野焼きからおこる山火事なので、その責任元を調べ厳重な対処処分を行うこと
- シンガポールよりサテライトを利用したホットスポットの情報提供を行うこと
- その野焼き責任元企業がシンガポール(マレーシアも同じく)の企業である場合であっても、情報公開すること
- 緊急対策として、山火事消防活動の開始、また、人工的に雨を降らせるようクラウドシーディング - Cloud Seeding(気象種まき、人工降雨)を早急実行検討すること
シンガポールのリー首相は、このヘイズ問題が、数週間続くことも考えられると表明しています。
また、乾季がおわるまでの9月、10月まで続く可能性がないともいえない、とも。
- 参考記事:
- www.bbc.co.uk/news/world-asia-22998592
- www.straitstimes.com/breaking-news/se-asia/story/haze-update-singapore-urges-indonesia-act-against-errant-firms-20130620
- www.channelnewsasia.com/news/singapore/haze-reaches-hazardous/717772.html
人為的な山火事災害
乾季による火の燃え広がり、その煤煙の量や行方は雨風次第であったりと、起こしてしまった(起こってしまったのではありません)山火事は、自然に委ねる部分が多すぎるということなのでしょう。
ジョホールバルは、今、お月様にお星様はすっかり姿を消し、
朝や夕方にちょっとみえるおぼろ太陽。
雨乞いの日々です。
小さいお子さんや体の弱い方達は外出は控え、マスクもほとんどの薬局で売り切れの状態なので、外出しなければいけない際は、タオルやスカーフを利用しましょう。
この11年間のジョホールバル在中で、6~10月にかけての大気汚染指数は、悪いときでも数日間「100~150」となるほどで、これまではこれほど気になったことがありませんでした。
正直なところ、窓を閉め切った家の中にいても煙のにおいがたちこめていて、私自身もちょっとうろたえています。
「ヘイズ煙害対策のまとめ」はこちら:お子さん連れ、また、喘息、気管支、心臓疾患が気になる方は是非めを通してください。
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