Post by Malaysianrally.
10年の間にかわること、かわらないこと
この週末、クアラルンプールの10年来の友人たちとともに、この数年にそれぞれにおこった話で涙ぐんだり笑ったりしているうちに、少し落ち込み気味だった近年の気分が晴れ上がりました。
事故はおこるし病気にもなる。人をだます人がいればだまされる人もいる。運悪くビジネスがうまくいかなかったり、家族関係がうまくいかなかったり。
2度参加のラリーではとにかくお粗末君だった知人が、いまではプライベートジェットを所有し、3カ国をまたいででニューイアーをハリウッドの有名人達と送っているなんて話には、驚きよりも、その人物像からのギャップにゲラゲラと笑ってしまったり。
いろいろと嫌なことがおこっても前向きに行動している人もいれば、ずっと、その時点にとどまって不運をなげいている人もいたり。
今年のはじめ、突然亡くなった友人と何度か過ごしたクリスマスのよい思い出をと、こんな真夏の炎天下のプランテーションへの道のりに、クリスマスソングをきいていること自体が、悲しむどころか可笑しいやらで、また、ゲラゲラ。
国籍も人種も母国語も違う友人たちとの久々の再会で、お腹のそこから笑う事が出来るのって、とても素晴らしいものだと実感できた週末でした。
上記ビデオのラリーカー、縁石にのりあげちゃったのか、突如の大回転。
すこし以前と比べると、ヘルメットと肩へのサポート器具が必須となっていることもあるのか、ドライバーもコドライバー(ナビゲーター)も何ら問題はなかったとのこと。
見学中のファンたちが、車をドスンともとにもどしてくれたのでしょう。そのまま、レースへもどっていったようです。
友人のお嬢さんがコドライバー(ナビゲーター)をつとめる車は、走行中、タイヤが外れてしまったことからの交換で制限時間をすぎてしまい、あえなく除外となってしまいました。
30台以上参加車から残ったのは10数台のみ
30台以上の参加車から、3日間で14箇所に設けられた走行585kmのラリーステージ後に残っていたのは、ほんの10数台。写真:MalaysianRally.com Facebook |
写真:MalaysianRally.com Facebook |
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厳しい環境下のアジア・パシフィック・ラリー・チャンピオンシップ・マレーシア2014
熱帯炎天下、雨がふって赤土が泥状となりすべりやすかったり、道そのものが狭くて険しかったりで、世界のタフなラリーの一つとされるマレーシア、ジョホールステージ。APR(アジア・パシフィック・ラリー・チャンピオンシップ)優勝者、インドのギルは、この炎天下でのレースそのものが大変だったこと、チーム内で激しい討論がおこったこと、そんな中、過去数年の参加からようやく優勝できた喜びを語っていました。
MR(アジア・パシフィック・ラリー・チャンピオンシップ)優勝者は、数々の優勝記録のあるマレーシアのカラムジット・シング。
友人たちのあいだでも、このMR部門に参加している中国やオーストラリアの四輪駆動に性能のよい車の中で、よくても2位か3位であろうという予想をくつがえし、1日目、2日目、3日目の最終コース前までは中国のファンファンについで2位であったものの、おわってみると1位。
彼らの家族を交えた友人たちと一緒に、カラムジットの車がやってくる瞬間から、本人がぜったいに呼ばれたくないという「アンクル~、アンクル~」と、
やんやと飛び跳ねての声援が聞こえたか?
それとも、愛嬌のエンタテイメントか!
キュッと後輪部を振って砂石をあびせかけられました。あんな険しいジャングル道をナビゲーターの指示に従いながら高速で走るのでさえ大変だろうに、しっかりと、みせるべきところは心得ているっていうのが、悪条件でも優勝しちゃう人たちの余裕なのか、性格なのか。
もともと、ラリーにカーレースどころか、車そのものにも興味をもったことがなく、ピクニックのような気分でラリーにでかけていたのですが、日曜日の夜の授賞式ディナーやその後のパーティで、何度きいたかなと思うようなラリーの経験談をしている男性陣の話をきいていて、10年目にして、ほんのちょっとラリーそのものの魅力がみえてきたような気がしました。
マレーシアンラリーオフィシャルFacebookページにて、今回の写真にビデオがあります。
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