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2014-04-03

東マレーシア、センポルナのリゾートでまたもや誘拐事件

東マレーシア、サバ州のリゾート地で、またもや、フィリピンの武装集団によるものと思われる中国人観光客誘拐事件が発生しています。

去年のポンポン島等の誘拐射殺事件があったことで、日本大使館、外務省を通して、渡航を控えるようにとの危険情報がでている地帯での事件です。

中国政府は、マレーシアに対して強い批判の態度をとっていますが、いったい、どうして、こんな危険な地帯に、いまだに観光させてるの?と疑問に思ってしまいます。


東マレーシア、サバ州センポルナのリゾートで誘拐事件
thestar.com.my

4月2日水曜日夜10時半ごろ、東マレーシア、サバ州センポルナ(Semporna)のシンガマタリーフリゾート(Singamata Reef Resort)に宿泊中の上海女性(29歳)、リゾートワーカーのフィリピン人女性(40歳)2名が、6名の武装集団に連れ去られた模様。

サバ州警察からの正式発表はないものの、サバ州東部警備部隊(ESSCOM)局長Datuk Mohammad Mentekによって誘拐事件確認との発表が行われた。

これを受け、マレーシア治安警備部隊は、フィリピン南部との海峡で厳しい警戒態勢をとっている。

詳細は未だ不明であるものの、観光客女性は浴室利用中に武装集団にボートで連れ去られたもの、また、同じく誘拐されたと思われるリゾートワーカーがいた場所は明らかでない。(別記事では、この二人の女性はボート乗り場にいたとの説も)

この日、このリゾートに滞在していたのは、61名の中国人観光客。

宿泊者の一人である新聞記者によると、その時間帯、ほとんどの客はそれぞれの部屋にいた模様。

宿泊客がこの事件を知らされたのは武装集団が去ったあと。警察の到着とともに経営者に呼び出されたリゾート宿泊客、スタッフ等の点呼から、1名のゲストと1名のリゾートワーカーが不明であることが確認された。
[記事:The Star Online]

東マレーシアで続く襲撃と誘拐事件

昨年2月、100名以上のフィリピン武装集団が近辺内部村落を襲撃。警察を含め多数のマレーシア人が犠牲となる事件がおこりました。

同年11月、同地域のポンポン島アイランドリゾート&スパ(Pom Pom Island Resort and Spa)では、台湾からの観光客夫妻が武装集団におそわれ、男性はその場で射殺。残された夫人は拉致され、身代金の要求後、約1ヵ月後にフィリピンのホロ島(Jolo)から解放されるという事件がありました。
マレーシア航空 MH370機の消失問題で、マレーシアに対しての不満を表明している中国からの更なる強硬な姿勢を受け、ナジブ首相は、マレーシアと中国の関係を悪化させたい裏組織があるのではないか、と伝えてます。

もともと誘拐事件の多いマレーシアの中でも、サバ州東部沿岸部はフィリピンの過激派との闘争、誘拐事件の多すぎるところです。

以下、日本国大使館サイト外務省海外安全ホームページでも確認出来ますが、しばらくは観光地としていく場所ではないのではないかと思います。

- http://www.my.emb-japan.go.jp/Japanese/guide/2_5.html
- http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=017#ad-image-0
2.犯罪発生状況・防犯対策
2.5. 誘拐・テロ対策
東マレーシアのサバ州東側の島嶼部及び周辺海域は、イスラム過激派アブ・サヤフ・グループ(ASG)の活動地域に近く、テロリスト関係者によ る誘拐事件等が発生する可能性が指摘されています。2010年2月には、武装勢力によるマレーシア人誘拐事件が発生。2011年5月には、サバ州東沿岸部 に近いフィリピン・スールー州ソロにおいてマレーシア人の貿易業者が誘拐されました(同年12月、無事解放)。また、同年11月は同東沿岸部に隣接する フィリピン・タウィタウィ島を訪問中のマレーシア人養殖業者が留置される事案が発生しています。

サバ州東側の島嶼部への渡航・滞在を予定されている方は、同地域において依然として誘拐の脅威がある点に留意し、渡航の是非を含め自らの安全につき真剣 に検討してください。

また、サバ州東側の島嶼部及び周辺海域には、「渡航の是非を検討してください。」、サバ州東海岸には「十分注意してください。」との危険情報を発出して いますので、併せて御参照ください(外務省 海外安全ホームページ)。
マレーシアについての渡航情報(危険情報)の発出

2014年03月28日

※ 本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
※ 本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
※ 海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。
マレーシアについての渡航情報(危険情報)の発出 マレーシアについての渡航情報(危険情報)の発出
●サバ州東海岸のうち,ラハ・ダトゥ,クナ及びセンポルナ周辺地域
 :「渡航の延期をお勧めします。」(継続)
●サバ州東海岸のうち,上記「渡航の延期をお勧めします。」発出以外の地域(サンダカン,タワウ含む)
 :「渡航の是非を検討してください。」(継続)
●サバ州東側の島嶼部及び周辺海域
 :「渡航の是非を検討してください。」(継続)

*センポルナは、記事に続く「位置確認はこちら」にて地図確認できます。

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