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2014-04-23

マラッカ海峡で日本のオイルタンカーが海賊によって襲撃

22日火曜日早朝、500万リットルのディーゼルを運んでいた日本のオイルタンカーが、マラッカ海峡で略奪され、また、3名の乗組員が誘拐された模様。

ポートクラン海洋警察の指揮官DSPノザイド・モハマッド・サイードによると、このタンカーは、ミャンマーに向かっており、ケタム島から16海里のところを航海中、複数の武装盗賊に襲われたものと伝えています。

マラッカ海峡で日本のオイルタンカーが海賊に襲撃
写真は、今回の日本のオイルタンカー襲撃のものではありません。
Wikiのマラッカ海峡の海賊より


事件は、午前1時頃に発生。

乗組員が気づいたときは、ピストルやパランで武装した5~6人が船に乗り込んでおり、

乗組員たちは、縛られて部屋に閉じ込められました。

その後、二つのタンカーに、ディーゼル300万リットルをポンプによって汲み上げ、夜明け時の5~6時間後に去っていったようです。

乗組員が、数時間後に、それぞれ自力で脱出した後、3名のインドネシア人乗組員が不在であることに気づいたようです。

インドネシア、タイ、ミャンマー、インド人にて構成されているタンカー乗組員のうち、インドネシア人のみが行方不明となっており、盗賊に拉致された疑いがあるとしています。

船は、現在、警察にて捜査中とのこと。

The Star Online


ジョホール海峡、マラッカ海峡の海賊


従来の、ナイジェリア、ソマリアでの被害件数よりも、インドネシアでの被害件数が急増していることから、近郊のジョホール海峡シンガポールマカッラ海域での海賊による被害が増えてきています。

去年、マラッカ海峡で海賊に襲われた事件のニュース記事だったと思うのですが、マレーシア近辺海域で被害にあっているのは、主に商船で、乗組員の現金、携帯電話、コンピューターなどが狙われており、海賊船そのものも、商船、漁業船などを装っているために、海賊船であることを判断しがたいようです。

マレーシアの海洋警察では、この海賊退治に必死なものの、パトロール中の警察が乗り込んで捜索する際には、武器であるピストルであったり、パラン(大型ナイフ)等は、すでに海中へ投棄されているとのこと。


海賊、パイレーツであるからと、スケルトンマークの旗をひらめかせ、

「アイアイ、キャプテン!」

なんて、バンダナ姿であらわれるわけではないのですね。

ジョホール、マラッカ海峡沿い、河口沿いでは気をつけましょう。



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