情報筋によると、ブキ・アマンの特別テロ対策部門では、ここ数週間でマレーシアに入国した6名のアル・シャバーブ・メンバーの行動を追跡しているとのことで、
このグループは、当局から、メンバーを隠蔽するために、マレーシアに拠点を設定するような計画があるとのこと。
これらのメンバーの中、すでにマレーシアを発っている例もあるようですが、警察では、いまだここに残っている人物達を監視しているようです。
最近、セランゴールとケダ州で逮捕された過激派(Militants)と、このアル・シャバブとの関連はなかったと伝えています。
The Star Online |
警察では、34才のソマリア人男性を逮捕したことによって、突破口をみいだしたと伝え、
近いうちに、またの逮捕劇が期待されるであろうこと、また、このテロリスト・グループが、マレーシアでの足場を獲得する前に迅速に対応しなければいけない、と述べています。
ダドゥ・セリ・モハマッド・バクリ・ジニン副調査局長(警視)からの発表によると、拘束された男性は、アル・シャバブ・テロリスト派閥に関与するものと考えられているようです。
この男性は、以前に、東アフリカでのテロ活動に関与しているとして、インタポールの赤通告(母国への送還通告)が出ている人物のようです。
現在、メンバーの居所等、テロリストのネットワークを明らかにし、マレーシアの安全を脅かすような事がないよう、マレーシアでの彼の行動目的を調査しているところであると述べています。
この男性は、セキュリティ犯罪(特別措置)法2012の下、調査されているとのことで、警察では、この男性が保持していたのではないかと思われる、武器、兵器の隠し場所を捜索しているようです。
アメリカ国立テロ対策センターによると、ハラカット・シャバブ・アルムジャヒディン(通常アル・シャバブとして知られる)は、2006年にソマリア南部のほとんどを取り継いだイスラム法廷、ソマリア評議会の過激派ウィングであるということです。
2007年のソマリアとエチオピア軍による当グループの敗北にもかかわらず、一族を基盤とした(clan-based)アル・シャバブは、南部、中部ソマリアでの暴力的な攻撃を続けています。
このグループは、一時的に行動をおこすようなゲリラ戦やテロ戦術によって、これらの地域を戦略的に制覇してきました。
記事: The Star Onlineより
今年のマレーシア、ちょっと緊張感の走る事件が相次いでいます。
東マレーシアでのまたの誘拐事件
去年に引き続いての東マレーシアでの過激派による誘拐事件がおこった今年、サバ州のフィッシャーマンのジェッティで、また、誘拐事件がおきました。
The Star Online |
また、東マレーシア、コタキナバルで、またの車泥棒の一環のようですが、先週、父親がペトロステーション(ガソリンスタンド)でトイレに行った際、車に残っていた3歳の男の子の行方が車ごと不明になってしまいました。
前回の例のように、すぐに犯人によって戻されるのではないかと期待してましたが、いまだ発見されていません。
また、警察は、放置してあった車を回収したものの、未だに発見されていない3歳児の捜索を続けていいます。
また、エンジンをかけっぱなしで、眠っている子供を車内に残したまま車を離れた31歳の父親に対し、その無責任な行動による過失(The Child Act for negligence - 児童保護法)の罪の下、調査が行われることになっています。
泥棒被害、事件発生件数の増加だけでも慎重になることが多くなっているこのごろ、過激派なんて言葉、私達日本人には、ずいぶんと危機感があります。
しかし、これは、悲しいことに多くの国でおこっている事件でもあります。
おもいおこすのは2002年
2002年、マレーシアが子育てに適しているのではないかという理由でやってきた我が家。
友人に、どうしてマレーシアへ来たのかを尋ねられ、その理由を話していたら、
あれ、教育移住ではないですか、と指摘されて気づいたのですが、
当時は、教育移住なんて言葉はなかったと思います。
英語力ということではなく、日本という単一民族の中での
小さな我が子をみていて、ちょっと考えることがあった。
そこから、多民族の国への移転を考えたのがきっかけです。
もともと、各国での戦争状況や反乱に関する情報には疎くない私達が選んだマレーシアながらも、
その当時のアメリカでのテロ行為などもしっかりと頭にいれ、
住居地は、西洋人の多くないひっそりとしたところを選ぶべきだというのが、最初の選択でした。
そして、移転してきたのが2002年9月。
まだ荷物も片付けきれない10月に、近いバリで、
観光客が主な200名もの死者がでたテロ事件がおきてしまいました。
その後も、次々とおこったインドネシアでのホテル爆発、
大使館爆発に自爆テロなど、外国人を目標としたテロが続きました。
これらのテロ活動は、中近東での戦争を続けるアメリカ政府、
そしてそこに加勢するイギリス政府に対しての、
イスラム教国民としての不満がつのっていることが要因となっていました。
タイとの国境(きのう、タイ南部での学校を含めた3箇所での爆発事件がおきたばかりです)、
マレーシアの北部、東部での宗教がもととなっている過激派による事件は続くもの、
また、このソマリアのテロリストグループのマレーシアでの発覚といい、
テロ活動に厳しいマレーシアの警察活動、
このままがんばっていただきたいものです。
マレーシアは、まだまだ安全な国であると思いますが、
大使館、外務省の安全情報等には、常にめをとおしましょう。
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