ベトナムと比べて3倍以上遅い、マレーシアの5.48メガバイト/秒(Mbps)というブロードバンド平均速度は、2013年5月から2014年4月までの、ネットインデックスにおいて、世界192カ国対象国中126位となっています。
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世界インターネットランキング
- 香港(78.3 Mbps)
- シンガポール(66.6 Mbps)
- 4位は韓国 (53.77Mbps)
- イギリス、23位 (26.85Mbps)
- アメリカ合衆国は32位 (23.9Mbps)
ランキングの図によると、日本は41.5Mbpsでシンガポール、韓国よりも平均速度は遅いようです。
この調査は、グローバル・ブロードバンドテストとウェブベースのネットワーク診断アプリケーション会社のOoklaによって行われました。
マレーシアマルチメディア委員会の反応
この調査結果を受け、マレーシアの製造業者連盟(FMM)情報通信技術マルチメディア委員長のDr Neoh Vee Hengは、2,678名のメンバーは、この国のインターネット速度の遅さ、ワイヤレス、ファイバー接続の利用の困難性、また、高コストについて懸念していると述べています。セパンの大がかりなプロジェクトに投資しているメンバーの一人は、その地域の1Mbpsという遅いブロードバンド速度のことで心配しており、
FMMメンバーの多くが、グローバルなビジネスコミュニケーションや取引にインターネットの利用が必須であるものの、残念なことに、マレーシアのブロードバンド速度は、近隣諸国に比べても速度が遅い上にコストが高いことを不満に思っています。
FMMは、いかにブロードバンドサービスを向上させ、そのコストを削減できるかについて、マレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)と議論の場を設定する予定。
消費者は、高速で安定した接続性を期待して、高価なパッケージを申し込みますが、ほとんどの場合、度重なる問題点の指摘にもかかわらず、各電話通信会社は、そのサービスを提供することができていない。
委員長は、「速度は、さまざまな要因により、保証されるものではありません」という条項を盾に、約束を守っていない各電話通信会社に働きかけるよう求めています。
高速インターネット接続を売り込む前にやるべきこと
また、高速インターネット接続を売り込む前に、すべての必要なインフラストラクチャー(基盤整備)が
整備されていることを確実にするのが、
電話通信会社の責任であると述べています。
シマンテック・マレーシア(Symantec Malaysia)のシステム・エンジニアリング・ダイレクター、ナイジェル・タンによると、政府は、高速ブロードバンド(HSBB)プロジェクトの第二段階として、2014年の予算RM1.8億の配分を発表したとのこと。
このプロジェクトでは、速度をあげ、また、都市部、郊外から農村地域にまで領域を拡張していくとのこと。
これは、国家が、情報化経済国となっていくのに重要な取り組みで、生活の大部分で利用されているビデオチャット、電子メールや電子バンキングの利用に、スピードの向上は必須です。
しかし、サイバー犯罪は、高速ブロードバンドに接続したコンピューターをターゲットにする傾向もあるため、「隣の芝生はよくみえる - the grass may not be greener on the other side」と警告しています。
~ The Star Online
12年目のマレーシアで感じるインターネット速度
インターネット速度には、ほんとうに泣かされつつも、まずいことに、慣れてきています。その中で、便利ではないかとおもう通信状況、携帯電話会社の選択については、
こちらから - マレーシアのインターネット、携帯電話会社の選択
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