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2015-07-28

フィジオセラピー(理学療法)とフィジオセラピストへの道

きのうは、2年ぶりに我が家からは少し離れたフィジオセラピー・センターへ。近くにもフィジオはあるけれど、どうしてわざわざ遠いところへ?



The Star Online
ペットのフィジオについては後半で

フィジオセラピーは理学療法のこと

首肩部分の痛みに手指先までのしびれ痛みで家事もままならないとき、整形外科医からは手術が必要といわれ、いろいろな治療をためしたあげくの友人のご主人が行き着いたところが、とあるフィジオセラピー理学療法診療所でした。

その診療所で、電気治療器などではなく、主に手をつかっての各部の骨、筋に筋肉を無理なく的確に矯正していく方法での治療が施され、一年以上に及ぶ痛みがほぐれて通常の生活にもどれたのです。

私も肩を痛めたのが原因か、同じような症状がでてきたため、その診療所へおとずれたのが2年ほど前。2ヶ月ほど治療を受けて、ほぼ回復してきた矢先に主人の体調悪化。

ばたばたとあわただしく、半年以上どころか結構ながく気持ちは落ち着かず。診療所へいく時間繰りどころか思い出すこともないまま、去年からまたまた不具合発生。

久々の治療。本来は1時間のところ、今日は夕方で最後の患者だったためか、見習いの3人に囲まれて、それぞれの子達に矯正必要部を触られながら(やはり、違いがわかります)、しっかりと1時間半の治療を受け、なんだか久々に痛みフリー。

料金は2年前の70から90リンギに。

手術するしかないのかなとどきどきするだけで、さっさとこの治療院へいかなかったのが不思議でならないものの、友人にいわれるまで忘れていました。

日本にもありますよね、フィジオセラピー(Physiotherapy)

学生時代、運動でいためた腰、足首の治療に何度か通ったことがあるのですが、青いランプやぴりぴりと振動する電気治療がおもだったような記憶しかありません。

日本とマレーシアでのフィジオセラピストになるまでの課程はほぼ同じようなものなのでしょうか?

マレーシアでフィジオセラピストになるには

マレーシアでは中医さんを利用する人たちが多く、クリニック中医
  • メディカル大学でトラディショナル・チャイニーズ・メディソン(TCM)メディカル学士号(Bachelor Degree)を取られている方たちです。

そして、フィジオセラピーはどうかといいますと、
  • 数ヶ月から1年ほどのカレッジ(専門学校)で専門士、免状、修了証書(ディプロマ Diploma)取得後、仕事をしながら技術を磨いていくのみではなく
  • 大学(Undergraduate Course)での解剖学(anatomy)、生理学(physiology)、物理学(physics)、病理学(pathology)等を学び、応用科学学士号、運動科学理学療法学士号(Bachelor Degree)取得のみにとどまらず
  • 日本の大学院にあたるPostgraduate Course修士学位(Master's Degree)まで取得している人たちが多いのに当初は驚きました。

この人たちは、コース課程で、コミュニケーションスキルに心理学なども学んでいることも大きいのでしょう。

こちらの痛みや痺れ具合をききながら、筋肉がこっちにまいてる、土踏まずがなくなっているでしょ、まず、この部分をほぐして開いて、そして、次はこっちと、腕を組んでからめて、ひっぱってと繰り返しながら、不思議と気持ちまでゆっくりしてきます。

この調子で、また、マラソンできる健康体をめざさねば!

(いや、ぜ~ぜ~いわずに歩くことがさき)

よく、欧米や日本と比べて、ここの仕事への取り組み方、態度で不満をいう人たちがあったりするものの(事によっては、わたしもそういうところあります)、メディカル・ツーリズムを扱っているスペシャリストのみでなく、中医さんやフィジオも、かなり質が高いとおもいます。

マレーシアのメディカル・ツーリズム、実はすごい

医師のみでなく、看護、薬学、フィジオ等の各専門士、学士コースはかなり充実しています。

マレーシア、アジアで医療関連の仕事をしたい場合、大学からのこんな選択肢もあるのではないかと思います。


ペット専用フィジオセラピー

イギリスやアメリカではすでに浸透しているペット専用フィジオセラピー・センター。

シンガポールでは、動物病院でのトラディッショナル・チャイニーズ・メディソン(TCM)、鍼灸(Acupuncture)にフィジオセラピー・リハビリテーションを組み込んでいるクリニックが増えています。

そして、マレーシアでも、去年、初のペット専用フィジオ・リハビリ・センターがオープン。

マレーシア国内の私立病院で、2年半、フィジオセラピストとして仕事を続ける中、動物用フィジオ・リハビリがマレーシアには必要だときづいたシドニー・チックさんは、アメリカに渡って動物リハビリテーションを学ぶことを決意。

帰国後は、チャリティ基盤の動物シェルターと連絡をとるなか、2本脚が麻痺した仔犬、リル・エルビンを初の患者(犬)として預かったものの、すでに関節がかたまりすぎていて運動能力回復までは至らず。

しかし、見放すことなく、車輪で補強をすることで動き回れるようになることを可能に。

また、関節炎で苦しむ14歳の老犬を、フィジオテラピーによる姿勢矯正で関節部分を緩め痛みを緩和。

その後、電話受付による各家庭訪問治療をはじめるも、持ち運び器具に限りがあること、時間の制限がでてくることから、2014年10月、スバンジャヤの家族所有の空き家を、RM50,000かけてリハビリセンター(Paws Rehab Centre)に改装。

基本治療費用はRM50。治療内容によってかわるとのこと。


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2 件のコメント:
pagi さんのコメント...

私もそこにいかなきゃダメかも……。

TropicalLife さんのコメント...

あ~~~。ご苦労、おさっしいたします。:p

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