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2014-02-05

マレーシアでおこっている犯罪、体感治安と対策

去年、2013年度のマレーシア犯罪率と傾向が発表された際、犯罪数値の操作がなされているとの批判がでてくるほど、たしかに犯罪率は高くなっているような気がします。



2013年をふりかえって、ジョホールバルでの犯罪発生状況

次のビデオ映像は、セキュリティカメラ等におさまった犯罪現場の模様です。

はじめの映像は、つい先ごろ、スバンジャヤでおこったレストランでの強盗犯罪で、説明には、真夜中近くの時間帯とあります。

現場に居合わせた小さな子連れの女性によると、夜の9時ごろの出来事で、ヘルメットをかぶった4人の強盗団が入り込み、 マシェット(パラン)を手にした強盗もいて、皆、恐怖のうちに金物品を持ち去られたものです。



ジョホールバルの邦人におこった主な被害

  • 去年、とあるコンドミニアムのセキュリティゲート外の歩道上、歩行中の男性の誘拐未遂かとおもわれた事件があり、パランで切りつけられ大怪我をおわれたようです
  • 会社員男性が、銀行へ向かう途中の信号停止中に、パランで襲われ怪我をおった事件
  • 今年にはいって、日本を含め海外からの駐在員家族も多く住んでいるコンドミニアムでは、高層階にもかかわらず数件が泥棒被害に
私の友人知人内でも、街中でのひったくり強盗にあったりと、この旧正月前後だけでも、すでに窃盗被害の話が増えています。

また、邦人が被害となった犯罪事件等は注意情報として、大使館よりのメルマガで連絡がはいります。

マレーシアで生活をはじめられる際は、必ず登録して、事件のおこった場所や内容を把握し、できるだけ安全に暮らすための情報源としましょう。

このメルマガで発信されない事件等もあるようですが、それは、各領事館、大使館への届けがなかったものとのこと。ジョホール日本人会のほうで被害の届けを受けた際は、安全情報として更新されているようです。


ジョホールバルでもおこりやすい被害

  • ガソリンスタンド:昼間、シンガポール人女性が渋滞中のパンダンで車をとめ外へでた際に、ナイフをもったバイク強盗におそわれるという事件。 これは、まわりの人達の協力で、犯人逮捕となったようです。
  • カフェ、レストラン:通りでのひったくりやお店のテラス部分、また、フードコート等での置き引きは非常に多いものの、このところ、ガソリンスタンドでも、大型ナイフ(パラン、マシェット)を使っての強盗が増えすぎています。
  • 銀行・両替所:特に、大金の取引をしたあと、車でおわれ、信号停止、駐車時にナイフでおそわれる事件が、ジョホールバルで頻発しています。特に両替所を利用したあとの強盗がふえています。(両替所そのものというよりも、セキュリティへの疑惑が多い)大金の場合、銀行内で両替を呼んでくれるところがあります。

ひったくりだけでなく住居地でも気をつけて

歩行中、横断中のひったくりでは、引き倒されて重症、死亡となっているケースも多く、 常々、引ったくり注意、抵抗しないようにとの警告があります。

また、住居地では、どんなに警備がしっかりしていると思っても、一軒家のみでなくコンドミニアムであっても、家屋強盗の被害はよくあります。

皆、非常に気さくで優しいマレーシアで、もう誰かにとられてしまったであろうとあきらめていたものが、しっかりとお店の人に保管されていたことが何度かありました。それと同時に、電話を置き忘れて、すぐに戻ったものの、すでに無くなっていたという友人知人の話も多くあります。

ジョホールバル生活で治安に対する不安感は?

狙われていた、狙われているのは主にこんな人たち

もともと、シンガポールの人達にカーボーイタウンと呼ばれたいた(いる?)ジョホールバルでは、実は、実際の犯罪発生は、シンガポールナンバーの車に乗っている人達の被害件数が断然多かったような気がします。

  • そんな場所を夜ふらふらしていたり、
  • いかにもお金があるかのように振舞っていると、
強盗にあっても仕方がないのではないだろうか?と思っていた頃の状況と、いま、すこし変わってきています。

それでも、世界全体をみまわすと、

比較的安全なマレーシア、

という売り文句


まだまだ通用するのかもしれません。

気をつけていること

私自身は、ジョホールバルでの生活で、治安的には悲観的ではありませんし(人の様子が変わってきているような実感面では非常に残念なのですえいるが)、のんびりと過ごしています。

  • 買い物等や外出先は、わりと決まった慣れている場所を利用
  • 商店どおりで、お店の人など地元の人達がいるのに、子連れの私に道をきいてくるような人は徹底して警戒
  • ショッピングモールのちょっと離れた駐車場等で、チラシを渡そうとする若いグループも徹底警戒
  • また、幹線道路が苦手で、裏道等を使うことも多いのですが、
    • 普段人がいないところにいる人影、そして、その後、釘でタイヤがパンクしたりなんてことがあると、そこはしばらくは通らなかったり
ちょっと笑えるような内容ながら、いろいろと人知れず警戒しています。

マレーシアで注意すること

  • 日本にいるときとは違うという意識を常にもつ
  • 外はできるだけ歩かない
  • 歩くときのみでなく、車の乗り降り時もまわりの様子を確認
  • 駐車場内やリフトへの乗り降りでも、安全性をしっかりと確認
  • 警備があるから大丈夫という売り込みを信じ込まない
  • 警備員がいるガードハウス近くであっても油断しない
  • 銀行も同じです(警備員の関わった強盗犯罪に強盗殺人が何件あったか)

    犯罪だけではなく、宝石店や銀行で誤って発砲した例もあり、私はどちらかというとその不安で、そそくさと警備員さんの前を通るのですが
  • 慣れていないところなどは、できるだけ一人ではいかない
  • ご近所の人達とも交流を持つ
  • ひったくり、泥棒被害にあったら、抵抗せずにバッグ等はそのまま渡しましょう
  • また、貴重品等は、できるだけバッグとは別にもつような工夫を

特にひったくり泥棒は、
じっと私たちの行動
をみています


道路際で、何度も通りかかるバイクや、
とまっているバイクに用心し、

目線があったバイク運転者等が、
にこりとでも笑いかけるようなものなら、


あなたは狙われています

決して、笑っているからと安心しないように!

いちまい上手です!

一番近いお店等にかけこむ。

などと、個人でできる防犯対策を常に考えておきましょう。

また、大使館サイトの緊急連絡先で、
等を確認しておきましょう。

以下は、

在マレーシア日本国大使館サイトからの引用

在マレーシア日本国大使館 海外安全対策情報(平成25年10月~12月)
【1.治安情勢及び一般犯罪の傾向】

マレーシア国内における2012年中の犯罪発生認知件数(除く知能犯罪、薬物犯罪等)は、153,669件で、前年比マイナス12,626件となりま したが、殺人事件は602件と発生率は日本の約2.7倍強盗事件は20,140件と発生率は日本の約25倍であり、日本と比較すると未だ厳しい治安情勢にあります。

なお、統計上の改善傾向に反し、殺人事件や持凶器集団強盗事件等の凶悪犯罪が頻発するなど体感治安は悪化しており、邦人被害に係る窃盗、強盗事件も依然として多数発生しているため、防犯対策には十分な注意を払う必要があります。

【2.一般犯罪・凶悪犯罪の事例・手口】

【邦人被害事件】

在留者、旅行者を問わず、多数の邦人が、ひったくり、置き引き、車上狙い等の窃盗被害に遭っているほか、下記の様な事案も発生しています。

ア 強盗被害 (路上強盗事件)

11月2日午前3時頃、30代の邦人男性がLCCターミナル行きの早朝バスを利用するため、宿泊ホテルからKLセントラル駅まで徒歩にて移動中、突然 現れたバイク3台(各2名乗車)に取り囲まれ、降りてきた男6名からナイフや鎌等を突きつけられ、足蹴にされる等して、所持していたバック(現金・クレ ジットカード入り財布、パスポート等在中)及びズボンの前ポケットに入れていたスマートフォンを強奪される事案が発生しました。犯人は未だ検挙されておら ず、引き続きの警戒が必要です。

イ 強盗被害 (商店前での強盗事件)

11月23日、午後2時40分頃、クアラルンプール日本人学校近くアラ・ダマンサラに所在する商店前において、邦人女性が店舗から出て、直近に駐車した車両に向かおうとした際に、突然現れた男(フルフェイスヘルメット着用)が、いきなりパラン刀を振りかざしてきたため、咄嗟にその場にうずくまったところ、左肩に掛けていたショルダーバッグ(財布、免許証等在中)を強奪される事案が発生しました。犯人は未だ検挙されておらず、引き続きの警戒が必要です。

ウ 国際送金詐欺

日本在住の邦人が、インターネットを通じて知り合った人物から様々な名目でマレーシアへの国際送金を依頼され、多額の現金を騙し取られる被害が多発しています。代表的な例は、フェイスブック等のSNSを通じて親しくなった異性から、税関での罰金・保釈金や治療費名目等で送金を懇願され、ウェスタンユニオン等の国際送金サービスを通じて日本からマレーシア宛に送金してしまうものです。犯行は組織的に行われ、交際相手(架空の人物)の他、税関職員や宅配業者等、巧妙に役割分担を行って送金を促し、一度でも送金すると更に高額の送金を要求してきます。

【3.テロ・爆弾事件発生状況】

【武装勢力の侵入 事案】

2月中旬にコタキナバル出張駐在官事務所管轄のサバ州南東部ラハ・ダトゥ地区ほかにおいて、「スールー王国軍」と称する数百人規模の武装勢力がフィリピン 側から侵入する事案が発生し、当地治安部隊が空爆を含む制圧作戦を実施したことから、武装勢力及び治安部隊の双方に多数の死傷者が出ました。6月末、同制 圧作戦は完了しましたが、東サバ治安司令部による作戦が継続されています。同地区ほかに対しては、12月末現在においても渡航情報「渡航の延期をお勧めし ます。」等を継続しており、引き続き十分な警戒が必要です。

【4.誘拐・脅迫事件発生状況】

【外国人襲撃・誘拐事件】

11月15日、コタキナバル出張駐在官事務所管轄のサバ州東海岸部センポルナ地区近海のポンポン島において、同島に所在する施設に宿泊していた外国人旅行者が、武装グループに襲撃され、1名が射殺、1名が誘拐される事件が発生しました。誘拐された外国人旅行者は、誘拐から約1ヶ月経過した同年12月20日 にフィリピン南部Joro島においてフィリピン政府治安当局によって身柄を保護されましたが、犯行グループの逮捕等には至っていません。同地区ほかに対しては、12月末現在においても渡航情報「渡航の延期をお勧めします。」等を継続しており、引き続き十分な警戒が必要です。

【5. 対日感情】

全体的に良好ですが、終戦記念日前等の時期や尖閣諸島問題をとらえ、一部華人系新聞に反日的な記事が散見されることがあるほか、11月16日には、日系企 業が出資するレアアース精製事業に反対するとして、環境保護団体による抗議活動(40名程度)が大使館前路上にて行われました。

【6. 日本企業の安全に関する諸問題】

一般的に窃盗や強盗等の被害にあわないように十分注意する他、会社内部の者や警備員が手引きしたと思われる被害も発生していることから採用、人事、勤務管理等に注意を払う必要があります。

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