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2014-02-11

2014年デング熱感染大流行の対応に生物学的薬剤BTIを利用

またまた蚊の話になってしまいますが、なんといっても既に去年の3倍となっているデング熱感染者数に、政府があわてているのでニュースもデング熱に関する記事が多くなっています。

この2014年、

本来ならVisit Malaysia!の年。

さすがに、このデング熱をなんとかくいとめないことには、大手を振って「いらっしゃい」とはいえません。

いえいえ、何よりも住んでいる私たちが不安です。

普段から偏頭痛や鼻炎で目のまわりの痛みや頭痛がおきやすい我が子。

本人はわりと慣れているものの、こちらは、熱がなくても、これが2日間続いたらすぐクリニックだと、結構あわてている今日このごろです。

デング熱症状の特徴として主なものは40℃ほどの高熱ですが、目の奥の痛み頭痛も特徴的です。

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マレーシアでは、この異常発生に緊急対処すべく、生物学的薬剤のBacillus thurin­giensis israelensis (BTI) を通常の薬品噴霧に混ぜて使用するとのこと。

これは、土に自然にいるバクテリアで、1982年よりアメリカをはじめ、蚊やブラック蝿対策に利用されており、マレーシアでも、2005年に使用経歴があるとのこと。

生物学的薬剤だなんて、いかにも微生物、細菌感染なんかがおきそうで、ちょっとこわいものかと調べてみたら、

- www.mosquitoreviews.com/bacillus-thuringiensis-bti.html

この土から発見されたバクテリア、これまでのところ、最も安全なナチュラル蚊殺虫剤とのこと。

mosquitoreviews.com

このバクテリア、食べた蚊やいくつかの昆虫幼虫の体内で、致命的な毒素を生成するものの、人間や動物には影響を与えないとのこと。

BTIの安全性


蚊の幼虫がBTIを摂取すると、その体内のアルカリ性環境と特殊な酵素の組み合わせによって、有毒な結晶を生産し、4〜24時間以内に破裂することで死亡します。

また、人や他の動物に安全である理由は、私達は、蚊と同じアルカリ性腸内及び特定の酵素といった同じ組み合わせをもっていないからです。

別記事で、人体実験の報告もありました。


では、

人体に安全で

効果も抜群なのに、

どうして普段から使われないのか?

この自然殺虫剤の1kgあたりの金額はRM400で、

セランゴール州内で、ホットスポット地のひとつであるメンタルコートの6ブロックのアパート地区の噴霧処理に、500g(RM200)が必要であるとのこと。


というストックと価格の問題ではないでしょうか?


サプライヤーからの直接購入もできそうなもので、気になる地域の各団体、住民規模での利用ができないのかとも思うのですが、

政府のほうで、蚊がいなくなると食物連鎖が崩れて、自然界のバランスを保てなくなるのではという不安から利用規制があるのでしょうか?


どちらにしても、現在、このBTIは、溜まり水等の排除が困難であるようなホットスポット地域という特定の地域に利用されるとのことです。

このデング熱対策のペストコントロールは、幼虫退治用のBTIにあわせて、成虫蚊の退治に化学物質のテメホスを同時に噴霧されます。

BTIの混ざったペストコントロール後は、粉末状物質が残るものの、これは無害であるから心配しないようにと伝え、このBTIは1ヶ月間有効であると述べています。

TheGlobalDespatch.com より

{記事要約翻訳 (c) Tropicallife}

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