この週末からインターネットが繋がらなくなっています。
TM(テレコム・マレーシア 国営電話会社)に連絡すると、
問題は、
なんと、
「Stolen cable(電話線が盗まれた)」
電話線強盗 |
日本ではとても考えられないことですが、ジョホールバルではよくあります。(マレーシアでよくあるのかな)
電話線ケーブルはコッパー(銅)がはいっているので、道路や住宅街の門の前などにある鉄格子様マンホールや建築現場の鉄パイプやアルミなどと同様、よく盗まれます。
街中で、ぽっかりとあいた穴に落ちちゃったという事故や―友人に実際おこったことですが、自宅門前のマンホール様鉄格子が盗まれ、そこへヨーロッパから遊びにきていたお母さんが落ちちゃった―はたまた、あるコンドミニアム門横にそえつけてあるTNB(テナガ・ナショナル・ベルハッド 電気会社)のサブステーションがそのままトラックで盗まれていったり。
電話ケーブルの盗難であれば、電話やインターネットが利用できないだけで不便ではあるものの、携帯電話を利用している人たちがほとんどなので、さほど問題はないのですが、(いえいえ、実際には愚痴ってますが)
TNBのケーブルやサブステーションの盗難のさいは、突如のブラックアウトで家電製品にまで被害が及んだりと、多大な影響があります。
週明けすぐには、修復してもらえるといいんですが、マレーシア風にのんびりと待つこととします。
我が家では、主人の2つの契約型携帯電話とセルコム(TM)のモバイル型モデムもあるので、制限があったりスピード的に、すでに遅いTMのモデムよりはおそくなるものの、なんとかちまちまとインターネットを利用できます。
電話線や鉄、アルミを盗んでどうするの?
電話線や電源ケーブルのみならず、鉄やアルミはもちろん、カットしたり盗んで運ぶには、一人ではちょっと大仕事です。実際に、どうやって利用しているのか、いろいろな推測を聞いてみると、
鉄やアルミはもちそんそのままで、このようなケーブルは中の銅をとりだして売るのだそうです。
では、一体誰がこんなことをやっているのかというと。
暴力団関連だったりドラッグ中毒者、泥棒集団なんてところのようです。
泥棒集団といえば、なんでも盗んでいくものではあるだろうけれど。
ひびの入らない家を建てる
本日、友人宅でのパーティで、そんなジョホールバルの不思議話をしていたのですが、ジョホールバル長期滞在者にジョホール出身者が、みな、
- このところ水まわり屋(プラマー)にしろ、
- 機械類の修理にしろ、すぐに来てくれなくなったし、
- 2週間後にやってきても、ちゃんと修理もできないのに金額だけは高く請求してくるなんて愚痴がでてきました。
そういえば、我が家も何度かのプラマー(水道管類設備士)依頼後、まだきていない。
どうやら、建築物がふえていて、数年前であったらどんな小さな仕事でもすぐにきてくれた人たちが、そんな修理なんてやってるひまないよ、ってことになっているようです。
これは、古いところに住んでいる私たちのみでなく、新築家屋に住み、マレー語が達者な人があの手この手で頼んでも同じのようです。
できあがった建築物では、そのコンクリートと砂の混ぜ具合が悪くて、すぐにひびがはいっているような住宅に水まわりや、電気の配線がまずいところが多かったり。
今、ジョホールバルで、
家屋全体修理や水まわり修理ができる人間は、たくさん仕事があるぞ!
なんて話になりました。
で、このパーティ開催宅のご主人、ヨーロッパ人の奥様に子供たちとともに、8年前に6年間過ごしたシンガポールから引越してきた家族なのですが、ジョホールにファームを構えてお家を建てる際、業者に頼むも納得できず、結局、ワーカーを使いながら自分で家を建てちゃった人なんです。
あんなにひびがはいっているのは、砂や砂利の分量が悪い上に、黄色い砂を混ぜてないからだ!といいきるこの人のお宅、
6年ほどたってますが、たしかに、いまどきのお家のようにクラック(ひび)がはいっていない。
すでに20年近くになるのではないかといった我が家も、ひびってはいってないんです。水まわり問題は多々あるけれど。
そういえば、3年ほど住んだダンガベイ沿いの何十年もたつ一軒家も、水まわりに雨漏れ問題はあったものの、外壁も内側も、ひびははいっていませんでした。
マレーシアの以前の建物は、ずいぶんとしっかりとしていたのかもしれません。
この黄色い砂をまぜて、ひびの入らない家づくりを語れるこのご主人に、ぜひ、家屋修理サービス業をとすすめたのですが、なんせ、自分の仕事で忙しいし、今度、シンガポールへ平日の住居を変える予定だから無理だよってこと。
シンガポールにもどっていく人たち!あ~、にっくき渋滞!
学校のプログラム問題で頭を悩ませ、また、今年に入って、セカンドリンクを使ってのシンガポールとの往復に4~5時間がかかるようになっていることもあり、また、シンガポールで暮らして、子供達はシンガポールのインターへ、そして、週末をジョホールで過ごすことと決定したそうです。あ~、気持ちはよくわかる。
5~6年前にシンガポールからジョホールバルへ移転し、現在は、コーズウェイを使ってシンガポールで仕事をしている友人も、 この大渋滞には非常に憤慨していて、プテリハーバーでフェリーを調べたけど利用できるようなものではないし、コーズウェイを歩くといっても、この暑さと(イギリス人なので暑さによわい?)、あの排気ガスじゃ健康に悪い。
いまでは退職して、家でのんびりとしているご主人に船をこがせて渡ろうか、なんて話でも盛り上がりました。
ジョホール州の開発って、デベロッパーも不思議がっている
また、他国での開発にもかかわっているガバメント系デベロッパーの人達の話も、ひじょうに興味深いものがありました。ジョホールバルで、信用度の低い、または、高いデベロッパーに関する内輪話に、これからのジョホールバルの発展。
全体的な開発がちょっと滞ってしまうほどの、ジョホールスルタンの権限問題のみでなく、シンガポールからまで、ジョホールの埋立開発はいきすぎであると、PM宛に嘆願書がでてきたり。
あの埋立開発に、土地の掘り起こしによる赤土汚染は、これからますます深刻になるのでしょう、このままでは。
でも、新たな開発提案は次々とでているものの、その完成度までのスピードに、その出来上がり品質はというと。。。
コーズウェイにセカンドリンクの拡張計画といい、ジョホールへのシンガポールからの地下鉄の拡大話。
シンガポールの協力が得られないとなかなか成し得ないことが多いものの、いまだに仲たがいがみられる両国。
う~む、ジョホールバルのおもしろいところ、悩ましいところが、今、とても浮き彫りとなってきている時期のようです。
私としては、とにかく、コーズウェイの渋滞がおさまって、犯罪が減って、赤土汚染などださずとも、今ある建物やすでに開けた土地を利用したきれいなジョホールバルにしてほしい。
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