各ニュースは、ロイター記事を参照ください。
レア・アース精製工場への住民の不安
オーストラリアの鉱物会社ライナスとの提携は、マレーシア経済をうるおすものであるとし、その必要性を強調し稼動場所提供に積極的なマレーシア政府側。
これに対し、1980年代のイポー、ブキメラでの日本企業が主な出資社であったレア・アース精製工場での野ざらしにされた「放射性廃棄物(Radioactive Waste)」による近隣住民への多大な放射性被害を繰り返さないようにと反対する住民団体。
レア・アースのこと、イポー、ブキメラでの放射性廃棄物被害についての詳細は、こちらに詳しい説明があります。
6月21日の反対デモ
クアンタンのレアアース工場外での抗議は、地域住民、野党政治家に自国からの放射性物をマレーシアで処理するべきではないとするオーストラリアからの環境問題活動家の参加もあり、約1000人のデモ抗議となりました。
写真クレジット: themalaymailonline.com |
このデモ中の警備との騒動中、デモ隊の男性一人が重傷をおい、16名が逮捕され、クアンタンの留置所に留置されました。
中には、オーストラリアからの活動家ローリーさんも含まれています。
ローリーさんは、拘留された日曜日に、フェースブックやツィッターを通し、デモの写真を公表し、当局での扱いはよく、元気であると伝えています。
写真クレジット: Daily Mail |
上院議員のリアノン氏は、このローリーさんの非常に勇敢な行動を通して、クアンタンで何がおこっているのかに気づいたマレーシア人の数が増えていると述べています。
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マレーシアのレア・アース工場問題
マレーシアで放射能汚染を引き起こす可能性のあるレア・アース工場に関しての公開プログラムが日本で開催されます。
公開勉強会「日本の希少資源調達とアジア」
私たちのケータイがマレーシアで放射能汚染を引き起こす?
―日本の資金で拡大するレアアース加工工場
■日 時:2014年6月27日(金) 19:00~20:45(開場18:45)
■会 場:SHIBAURA HOUSE 5F BIRD ROOM
JR 田町駅芝浦口より徒歩7分/都営三田線・浅草線三田駅A4出口より徒歩10分
108-0023 東京都港区芝浦3-15-4、会場地図はこちら
■資料代:500円 ※予約優先
■講 師:和田喜彦さん(同志社大学)
詳細は、こちらで - http://www.parc-jp.org/freeschool/event/140627.html
環境問題そのものに興味がある方、また、マレーシアへ興味がある方、マレーシアの良いところばかりではなく、日本や他国と同じように、国や企業の利益尊重主義から、放射能汚染問題を抱えて生活している人たちがいることを把握するのもいいことではないでしょうか。
先進国の欧米各国、日本、韓国、中国においつけと急成長中のマレーシア。
先進国の仲間入りをするためには、このような環境問題がでてくるのは仕方がないのでしょうか。
小さいころから、公害による健康問題を身近に見聞きして育ってきた私たち日本人。
これから社会へでていく子供たちが、こういった環境問題を意識してくれるよう、私たちも、まわりでおこっていることには、しっかりと目を向けていきたいものです。
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