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2014-03-03

マレーシアの水不足による断水とヘイズ煙害

今年にはいっての異常な乾季による影響で、セランゴール州クアラルンプール方面では、広範囲で計画的断水が行われています。

2日間の断水中は、水の配達トラック地点から水を持ち帰る、そして、2日間は通常の水供給というように、断水日と給水日を交互にして、水量を調整しています。

ジョホール州、クルアンにて計画的断水開始


ジョホール州でも、北方面に位置するクルアン(Kluang)地域では、今回がはじめてではない断水がはじまり、45,000世帯といわれる計画的断水地域の地元住人からは、ダム建設計画遅延への不満に、ジョホールバル街中でおこった(おこっている)水の長期噴流問題を提起しています。

工事業者によって水道管が壊されたのではないかと思われる大量の水が路面より噴出しており、1ヶ月以上そのままであるとのこと。

実は、配管やケーブルの破損というのは、工事現場でよくあることなのですが、さすがに、この水不足で断水となるときに、このニュースは腹立たしいでしょう。

こんな水道管等破損があまりにも多いため、これから東京ガスの協力で設置されていくであろう道路下を通る都市ガスの安全面に疑問をもち、プロパンガスのままでいいのだけれどなんて思っているのは私だけでしょうか。

節水のすすめ


マレーシア、水不足による断水と節水
The Star Online より

  • 使い残しの氷等は捨てずに鉢などの植物へ
  • 野菜等を洗うときはボールのため水で
  • シャワー時間を2分短くすることで1ヶ月に568リットルの水を節約
  • 水漏れしている水道やパイプを修理することで、1週間に530リットルの節約
  • 食品の解凍は流水ではなく冷蔵庫内や電子レンジにて
  • 使用後のトイレットペーパーはトイレにて流すのではなくゴミ箱へ
  • 水槽掃除はNutrient Rich Water(栄養豊富な水)を利用
  • 剃刀の洗浄に流水を利用しないことで、1ヶ月に1136リットルの節約
  • トイレのタンクにレンガ等を入れて、流れる水を減らす
  • 家屋では、雨どいの水を集めて、庭の掃除や植物への水撒きに利用する

断水となったときに一番困るのは?


トイレに飲料水?

バスタブのお湯を捨て流さないようにしていると、急の断水時のトイレ用水、はたまた火災発生時の鎮火に役立ちます。

飲料水は、冷水/温水器サーバー用ボトルを配達してもらっている家庭が多いのではないかと思いますが、もし、フィルターだけで水サーバーボトルのない家庭は、断水時の飲み水に困らないよう、注文しておくのもいいかもしれません。

我が家で利用しているIDEALLEXのウェブサイトです。

Ideallex Sdn Bhd: 69, Jalan Bentara 20, Taman Ungku Tun Aminah, 81300 Skudai, Johor.

サーバーも飲料水ボトルも電話で注文できますが、Sutera MallDanga City Mall、各Tescoに店舗があるので、直接お店で注文することができます。

初期注文時は、1ボトル約RM10のデポジットが必要です。それぞれのボトルは、配達先によってRM8~10/19Lボトルとなります。

このボトルのRO水に関しては、こちらでチェックしてください。

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野焼きに火災によるインドネシアからの煙害


水不足をおこしているこの異常乾季は、火災、野焼きの鎮火を非常に困難にしています。

数日前からクアラルンプール方面で発生しているヘイズ煙害は、インドネシアの野焼きのみでなくマレーシア国内でおこっている乾燥による山火事のためでもあるといった記事があります。

しかし、NASAによって、しっかりとインドネシアの野焼き現場が撮影されています。

シンガポール、ジョホールバルでは、北東からの風に助けられているのか、朝、煙たい様子はありますが、汚染指数はあまり高くありません。

ジョホールの天気予報によると金曜日以降に少しの雨が降る予定です。しっかり降ってほしいです。

火山の爆発に野焼きの影響で、インドネシアのある地域では、すでに700をこす大気汚染指数となっています。


発展開発と大気汚染


北京では、現在の大気汚染は、発展開発時にしっかりとした環境計画を行わなかった国の責任だとして、国を相手取って訴訟をおこしているビジネスマンがあります。

日本で、さんざん大気汚染、水質、環境汚染と、何が原因で汚染されたのかを目の当たりにして育ってきているためなのか、中国に続けとばかりに開発ばかりでなく大気汚染、水質汚染まで年々ひどくなるジョホールバルをみているのは、少しつらいです。

また、川辺、海辺での魚の大量死を受け、プランクトンの大量発生による窒息死だとして、開発地からの土壌流出とは関係ないと報道する政府。

まさに、数十年前に日本でおこってきたことが繰り返されています。

きれいな水にきれいな空気。

小さいころは当たり前であったことが、当たり前でなくなってきた今。

ジョホールバル、これから、いったいどうなっていくのでしょうか。

しっかりと雨が降り、火災も大気汚染もすべて洗い流してほしいです。


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