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2015-04-03

マレーシアの皆既月食 時間帯

3月20日はマレーシアでは観察することができなかった皆既月食(Total Lunar Eclipse)が、明日、4月4日土曜日の夜7時~8時ごろの間で観察できます。
マレーシアの皆既月食時間帯
写真(c):NewStraitsTimes

皆既月食の全過程は3時間半ほどかかるようですが、月が狼に食べ始められてから戻ってくるまでが観察できるのは約1時間、そして、完全に飲み込まれて隠れる時間は5分ほど。

また、明日の皆既月食は、1年間に4回続けて(テトラッド(Tetrad):数字の4、楽譜の四分子)おこる皆既月食の3回目とのこと。


皆既月食を不吉なものととらえ、この時期には大変なことがおこるという説もあるようで、確かに、いま、マレーシアは政治的におおぶれです。

Dr.マハティア vs ナジブ首相

というよりも、一方的な攻撃がはじまっているようですが、このあたりのニュースは、また別の記事にて。

マレーシアの皆既月食時間帯

マレーシアの皆既月食時間帯
イメージ(C):timeanddate.com

マレーシアの皆既月食時間帯は、このサイトにて確認できます。そして、このページは、これから10年間の月食予定リスト

Begins: Sat, 4 Apr 2015, 17:01
Maximum: Sat, 4 Apr 2015, 20:00
Ends: Sat, 4 Apr 2015, 22:59

Duration: 5 hours, 58 minutes

テトラッド皆既月食はまれ?


月食そのものは、平均して年に2回ほど発生するようで、3種類。
  • 半影月食(a penumbral eclipse):月が地球の影の薄い部分を通過するときにおこる現象で、その進行に気づくことはほとんどないようです
  • 部分月食(a partial eclipse):部分的にではあるものの、月が地球の影の中心部分と重なることで、月の1部のみが暗くなるため、ドラマティックです
  • 皆既月食(a total eclipse):月のすべてが地球の影に隠れる瞬間で、Blood Moon(血のような月)と呼ばれるほど、サンセットのような赤色にみえます

では、1年間に4回連続しておこる皆既月食の頻度は?

ナサのサイト上記事によると、21世紀、テトラッドは8回おこるようで、100年に8回であれば、生きているうちに何度か遭遇することができるものかと思いきや、1600~1900年の300年間には、テトラッドは全くおこらなかったそうです。

During the 21st century, there are 8 sets of tetrads, so I would describe tetrads as a frequent occurrence in the current pattern of lunar eclipses," says Espenak. "But this has not always been the case. During the three hundred year interval from 1600 to 1900, for instance, there were no tetrads at all. - http://science.nasa.gov/science-news/science-at-nasa/2014/27mar_tetrad/

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なぜ月が赤くなるのか?


イメージ(C):ナササイト

またまた、ナサのお助け。

月への仮想旅行

まず、埃っぽい月の平地に立って、空をみあげていると想像してください。

頭上には、太陽を後ろに暗い夜になっていく地球がみえ、食(蝕)が進行中です。

この状態で、地球は完全に暗闇となるとおもいがちですが、実際には、惑星の周縁(the rim of the planet)は、燃え上がっています。

地球の周辺を見回すと、地球上でおこっているすべての日の出と夕日がみえるのです。

この地球の影の中で起きている信じられないほどの灯りの光線が、赤銅の輝き(a coppery glow)となって、月を偉大な赤い球体(血の月 - Blood Moon)へと変えているのです。

A quick trip to the Moon provides the answer: Imagine yourself standing on a dusty lunar plain looking up at the sky. Overhead hangs Earth, nightside down, completely hiding the sun behind it. The eclipse is underway.

You might expect Earth seen in this way to be utterly dark, but it's not. The rim of the planet is on fire! As you scan your eye around Earth's circumference, you're seeing every sunrise and every sunset in the world, all of them, all at once. This incredible light beams into the heart of Earth's shadow, filling it with a coppery glow and transforming the Moon into a great red orb. - http://science.nasa.gov/science-news/science-at-nasa/2014/27mar_tetrad/

その赤みが、それぞれ変わるのは、大気汚染や天候による大気の状態によるものです。

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