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2018-04-05

火災のおこりやすい季節!マレーシアで火災安全週間の導入

1年ほど前、マレーシアでは、ガス漏れやガス爆発の防止に、十分な規制が整っているなんてニュース記事がありました。

しかし、その1ヶ月ほど前、「自宅でのガス爆発で火傷」をおった経験から、規制(レギュレーション)に技術はあるものの、安全対策や知識が、まだまだ一般には広まっていないのではないのかな~、と思っていたのですが…

2018年4月、マレーシアで、「火災安全週間」を通して、火災に対しての一般市民の意識を高める、火災安全文化をつくりあげる重要性を提案。
ほ~らね、上層部の知識や技術は十分にあったけど、全体的に認識されていなかった。もう、それは、「マレーシア、ジョホールバルでの3度の火災体験」でも、じゅうぶんに伝わりました。
ということで、マレーシアの火災安全週間は、これからはじまります。

春節以降のこの時期は、乾燥で火災のおこりやすい時期でもあります。くれぐれも気をつけましょう。

火災リスクを一掃

写真引用:thestar.com.my

火災安全専門家は、火災予防に重要なのは、火災安全週間の導入による教育、また、商業地や住宅施設での頻繁な火災防止訓練の実施であると考えています。

リーダーの役割

都市福祉住宅地方政府省(KPKT)が、国家「火災安全週間」を提案していることを示唆。

省庁には、この活動における権限と予算があることから、政府機関と民間セクターが協力し、一般市民の安全火災予防に関する知識を高めることが可能であると、火災安全において、39年の経験を持つベテランが伝えた。
建物の所有者、建築家、エンジニア、敷地内のテナントすべてが、火災の安全責任を負うこと。
写真引用:thestar.com.my
クアラルンプールのPPRにある、このホースリールや消火器など消火設備のメンテナンス不足は、火災の際、壊滅的な結果を招く可能性を指摘。
また、地域社会のリーダー、住宅開発者、工場所有者は、その敷地内を監査すべきであること。
工業地域では、より高い火災安全基準が実践されていることから、多くの火災は住宅で発生していることを伝えた。

また、地域内の消防署、警察、救急車サービスが、非常事態時のコミュニケーションが円滑に行える必要性も指摘。

国の法律は十分なものの、火災安全に違反があった場合、より厳しい執行手段をとることで、それぞれの管轄に責任感をもたせることが出来るとの考えを示した。

実用的な保護

  • ファイアーレーン:消防車用車線の確保
  • 地域毎の火災訓練と火災パトロール
  • 火災時の生存スキルと家庭内での安全計画
消防署救援隊が到着するまでに、火災を最小限にとどめるための適切な知識にスキルを身につける重要性。

防火の70%が知識、技術と積極的な対策から来ていると指摘。
  • 居住地家屋では、可燃性のマットレス、カーテンなどが多い
  • 家を耐火性にし、煙探知器と消火器を設置することが重要

企業の社会的責任―CSR

今年2月13日、春節直前に、ペタリンジャヤの公的年金基金ビルで発生した火災

マレーシア積立年金ビルで大火事

6階建てビルの約40%に影響を及ぼした火事の原因は、建物の外装に使用されていた被覆パネルであったと推測

欧州の国で、断熱材として利用されているクラッディング素材を、マレーシアで別の目的で利用することはあるものの、2種類の被覆材があることを把握することの重要性を指摘。

  • グラッディング素材には可燃性と不燃性があること
  • また、そのタイプについての通知の必要性に
  • 消防技師との火災安全テストの実施などが必要であることを警告。

消防救援作業は、最後の手段であって、火災をふせぐことが、誰にとっても最優先事項であることと強調。

また、建物の所有者、建築家にインテリアデザイナーは、火災安全監査を欠陥発見プロセスと見なすべきではなく、欠点を改善する機会であるとみなされなければならない、と伝えている。

建物にはスプリンクラーが付いているかもしれないが、腐食で目詰まりしている可能性があるという。

「火災の危険性を最小限に抑えるために、メンテナンスの文化を維持しなければならない」と強調。
[4月2日 Star Online | 翻訳/要約 Tropicallife]

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