大規模なジョホールバル・バザー(ナイト・マーケット)のみでなく、ジョホールバル観光にはかかせない寺院等からすぐ側のリトル・インディア的通り、中華通りにあるパン屋さん。
店頭からは、昔ながらの石かまど(オーブン)もみえ、素朴な味わいと焼きたてパンの香りがただよっています。
ジョホールバルのコーズウェイからも近くて、観光地真っ只中の市街地にある老舗の石竃焼きパン屋さん。
しかも、1930年代からの創業という老舗が、なんと2軒も。
インド系パン屋さんの通りには人気のカフェも!
ダブルツリー・バイ・ヒルトンから続くコタラヤ前の通りを真っ直ぐにせまいインド街通りへすすむと、左手に昔ながらの食堂として有名な青いRestaurant Hua Mui(華美)があります。この十字路をジャラン・ドビ(Jalan Dhoby)へ向かって右折。
HSBC銀行、AIA保険会社方面にまっすぐ進む一方通行の道は、このごろ大流行の新しいカフェ、アイスクリーム屋に服飾店が並びます。
左手角に、チキンチョップで有名なIT Roo Cafeがみえると、そのすぐ向かいに、ひっそりとたたずんだ食事用パン、アンパンに菓子パンがおいしいサラフディン・ベーカリーあります。
サラフディン・ベーカリー・SALAHUDDIN BAKERY
写真:thestar.com.my |
写真:thestar.com.my |
インド、ニューデリーから1930年代に移住してきたインド系パン屋さんのカレーパフは、昔ながらの大きな三角形で、ポテト、マトンにサーディン(チキンだったかな)から選べます。
山形ぱん、バゲット風パンをはじめ、あんぱん、ココナッツパンにクリーム入りで結構ヘビーなパイ風ロールパン、お砂糖をまぶしたシュガー・ブレッドにドライフルーツののったパンもおいしいです。
食事用パンを数日にかけて食べる場合は、さましたあとスライスして冷凍保存しています。
クリームロールなんかが出来るのはお昼過ぎ。
2003年以来、幼稚園のお迎え後、食事用パンにおやつ用パンを買いに行くたびに、カマドにじっと見入っていた子供達。
タイミングがあうと、オーブンから取り出す手伝いをさせてくれた3代目 Sharafuddinさん(上記写真)の息子さんとお手伝いのお兄さんたち。
パンの仕込み、オーブンの準備は朝の4時頃からはじまるってことで非常に驚いたことがあります。
パン屋さんの朝ってはやいんですね。
SALAHUDDIN BAKERY
No 26 Jalan Dhoby, 80000 Johor Bahru
Tel: 07-2273736
8.00 - 17.00
下記のグーグルマップ上、チャイニーズ系パン屋さん(A)、インド系パン屋さん(B)の場所が確認できます。
では、もう一つのチャイニーズ系ベーカリー
バナナケーキ屋・Hiap Joo Bakery
写真(c)Hiap Joo Bakery Facebook |
写真(c)Hiap Joo Bakery Facebook |
こちらは、バナナケーキで非常に有名なチャイニーズ系パン屋さん。
1919年に、現在も使用中の竃を利用してベーカリーをはじめたのは、なんと、イギリス人。
1930年代、その創始者が自国へ帰還するにあたって、現在のオーナー家族がお店をひきつぐことになったとのこと。
ここのバナナ・ケーキ、とにかくおいしいとシンガポール人にまで評判。
が
マレーシアでは常識である、
混んでいるお店はおいしい(たまに、そうでないところもありますが)
がいきすぎて、お昼前から2時ごろまではかなりの行列。
シティ・スクエアの前の通りにあるフィッシュヘッドカレー屋さんみたいな感じです。
場所は、サラフディン・ベーカリーから通りがひとつ違うだけ。
OCBC銀行の裏道から、まっすぐにHSBC銀行へ向かって中華街的な通りに入ってすぐの左手にあります。
もしくは、コタラヤ前通りからインディアン・ベーカリーのあるドビ通りに右折せず、この中華街門で右折してすぐの左手。
このパン屋さんを過ぎて、RED Houseなる、すでに文化センターとして改修されている絶対に見逃すことのないレンガ調の赤いハウス(チャイニーズ街とおもいきや、1800年代にさかのぼる初代オーナーはインド人)前の角を右へ向かい、T字路を左へ曲がってすぐがインド人パン屋さん。
この通りは、中華文化通りとしてアートギャラリーなども出来ていますが、週末のナイト・マーケット時(ジョホールバル・バザー)は、レッド・ハウス前にて音楽や踊りのイベントをみかけることもあります。
こんなに近くて簡単なルートであるにもかかわらず、なんせ、駐車しにくい場所な上に、行列ができるため、ここでパンを買ったことがないのです。
友人からわけてもらったことのあるバナナケーキは確かにおいしい。
2008~2009年ごろだったか、プラザ・ペランギ内にもあるアンクル・ジョーなるコピ・ティアムで、小粒の連なった丸ぱんにバターとカヤをサンドしたものに病み付きになっていた際、友人が、これ、あのバナナケーキ屋のパンだよ、なんていってたんだけど、これは定かではありません。
でも、どこのコピ・ティアムや食堂でも、おいしいカヤ・トーストと比べてもおいしかったので、そうか、パンがおいしいからカヤトーストもおいしいんだ、と、一人で納得していたのです。
ということで、こちらも、ジョホールバルではかかせないパン屋さん。
Hiap Joo Bakery
No 13 Jalan Tan Hiok Nee, 80000 Johor Bahru
Tel: 07-2231703
8.00 - 18.00
ジョホールバル市街地観光と食べ歩き
市街地に残る古い街並み
このところのジョホールバル開発で、新しいレストランに小売、サービス業がどんどんと出現し、その範囲もひろがっています。そんななか、市街地の店舗が消え去ったり、はたまた新しいお店は流行をおいすぎるのか、税金対策なのか、1年ほどで消え去るところも多い中、1930年代からの、しかも値段的にも非常に庶民的な老舗のパン屋さんが2軒残っているのには驚きを隠せません。
また、この地域は、シティスクエア近辺の開発地帯から逃れ、そのまま、オールド・タウンとして残すこととなったところ。
コンクリートの高層ビルを作るのではなく、もとの街並みをくずさない、ちょっとレトロ調のカフェ、アートギャラリーに服飾店ができてきたことから、週末のジョホールバル・バザー(JB Bazar、ナイト・マーケット)のみでなく、ランチやお茶にも便利な場所になっています。
もちろん、パン屋さんをはじめ、昔ながらの食堂も残っているのが、これまたうれしい。
メラッカのジョンカー通りのように骨董品、アンティック品が立ち並び異国情緒のある街並みとはまた違う、いまのオールドタウンそのままの昔懐かしいレトロな空気をを保ち続けてほしい一角です。
市街地の地図
グーグル地図上で、パン屋さんの位置のみでなく、どんなショップがあるのかチェックできます。Google地図で確認(拡大) |
クリック応援おねがいします
翻訳を含めたサイト内記事の無断転載、無断コピーなどはご遠慮ください。一部引用、転載の際の連絡は不要ですが、引用元として当サイトへのリンクを追加ください。
関連記事:
2 件のコメント:
はじめまして、リンクのご報告です。
現在、海外情報関連のサイトを集めたリンク集「異国でごじゃりん」というのをやってます。
ジョホールバル情報をいろいろ発信されていて皆さんに役立つサイトだと思ったのでリンクさせて頂きました。
http://www.geocities.jp/ikokudegojalin/rinkmaresia.html
リンク拒否等がございましたらお手数ですがご連絡を下さい。
信男
リンクいただき、どうもありがとうございます。
ものすごいリンク集でおどろきました。
これから、利用させていただきます。
コメントを投稿